強い会社が実践している環境整備とは?
チーム(組織)を動かすには、ルール(方針)とスコアボード(数字)とタイムスケジュール(計画)が不可欠です。
この3つが集約された具体的な方針が、全選手つまり、社員と共有できれさえいれば、どのような状態に陥っても上手に動くことができます。
言葉と文字で共有し、その内容を徹底することで、社員の行動も一致します。
そもそも環境整備とは、”仕事をやりやすくする環境を整えて備える”ことを言う。
整理・整頓・清潔・礼儀・規律の5項目の観点から、目に見えるものを整えることからはじめる。
『環境整備はすごく儲かるから絶対にやったほうがいい』ということを何人ものすでに導入している組織の社長から言われた。
この儲かるという不純な動機から環境整備の社内導入がはじまった。
わが社では環境整備を社内で取り組み始めて12年目を迎える。
環境整備を導入した当初は、これだけ多くの成果が上がるとは考えていなかった。
働き方改革を進める上での大きな課題は”生産性の向上”です。
この問題を棚上げして残業時間を短縮したり、休日を増やしたりしても会社の体力が減るばかりです。
ここで大きな力を発揮するのが”環境整備”です。
モノの環境整備における『環境整備をする』とは、具体的に言うと、整理・整頓・清潔の3つを行うこと。
よく整理整頓といいますが、整頓整理とは聞いたことがありません。
環境整備をするうえで、この整理整頓の意味を知ることはとても重要です。
整理整頓という言葉は、『整理』+『整頓』からできていて、『整理』の意味は『捨てること』、『整頓』の意味は『整えること』です。
このモノの環境整備が進んで、整理整頓されはじめると、自然と社員の心が整っていきます。
心が整うとは、共通の価値観が整うことです。
そして、社員の心が整う過程で、『ヒトの環境整備』が整います。
『ヒトの環境整備』が整うとは、共通の価値観を持つ人だけが、集まるということです。
こうしてモノとヒトの両方が整って、はじめて『コトの環境整備』(目に見えない仕事・情報のこと)ができることになります。