組織の具体的な経営方針が中小企業のブランドづくりにつながる

あなたが監督を務めるサッカーチームが、ある大会の決勝戦に進出しました!

試合時間も残すところ、後ロスタイムの4分のみ。スコアは3−3。相手チームの退場者は1人。この状況でチームの選手はどう動きますか?

『決勝戦。ロスタイム4分。3−3。』

監督のあなたは、ライン際で大声で選手に指示を出そうとしても、観客の声援にかき消されて、指示が選手に届くことはありません。この状況で、チームの選手がどのように動くかを考えてください。

ある選手は、
「相手は1人少ない。残り時間もあと4分。ゴール前のパワープレーで一気に勝負を決めるぞ」と動く。

ある選手は、
「相手は1人少ない。ボールを確実に回して相手を動かし、できたスペースを使ってチャンスを狙おう」と動く。

ある選手は、
「相手は1人少ない。延長戦に入っても勝機はこちらに十分ある。無理して攻めずにボールを確実に回して延長戦で勝負だ。」と動く。

このようにそれぞれの選手が考えていることが異なることは良くあることです。しかし、この状態ではたとえ選手が1人多くてもチームの動きがバラバラではこのチームが勝つことは難しい。さらに相手チームが「残り4分、相手からボールを奪ってワンチャンスに賭けよう!」と10人全員が同じ行動をすれば、最悪の事態を招く可能性も十分に考えられます。

チーム(組織)を動かすには、ルール(方針)とスコアボード(数字)とタイムスケジュール(計画)が不可欠です。

この3つが集約された具体的な方針が、全選手(社員)と共有できてさえいれば、どのような状態に陥っても上手に動くことができます。

反対に方針が伝わっていない、あるいは、方針そのものがない状態では、選手(社員)は結果を残すような動きをすることはできません。

言葉と文字で共有し、その内容を徹底することで初めて選手の行動も一致します。

行動が一致することで、行動のバラツキは無くなります。このバラツキこそが組織にとって、致命傷となることを忘れてはいけません。せっかくの良いサービスも、前回と今回で人によって違っていると、3回目以降の商品・サービスの購入やお客様からの紹介をいただくことは難しくなります。

『誰にでもできることを、誰にもできないくらいやる。』
これが中小企業のブランドづくりの唯一の方法です。

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