環境整備はなぜ会社に大きな成果をもたらすのか?

わが社では環境整備を社内で取り組み始めて13年目を迎えます。

環境整備を導入した当初は、これだけ多くの成果が上がるとは考えていなかった。すでに導入している社長からは、『環境整備はすごく儲かるから絶対にやったほうがいい』ということを何人からの社長から言われた。この儲かるという不純な動機から環境整備の社内導入をはじめた。

そもそも環境整備とは、”仕事をやりやすくする環境を整えて備える”ことを言う。整理・整頓・清潔・礼儀・規律の5項目の観点から目に見えるものを整えることからはじめる。

目に見えない仕事、社内業務、社内の関係性が上手くいかないのは、目に見えるモノが整っていない、整えられない、整えようとしないからである。このような考え方から、徹底してモノを整理・整頓することからはじまる。

なぜ、目に見えない仕事、社内業務、社内の関係性が上手くいかないのだろうか?その理由のひとつとして、変化を受け入れていない、変化していないことが挙げられる。ではなぜ、人は変化することを拒むのだろうか?

この答えは、実は生物の本能と関わっていると考えている。

全ての生物には”種の保存”の法則がある。これは自分が死なないで生きると言うことが最優先される生物の法則。自分が明日以降も生き残る、一番生存の可能性を高める方法は、昨日と同じことを繰り返すことなのである。これを繰り返すことが死なない可能性が一番高くなる。自分の縄張りから出ない。自分の行動パターンから外に出ない。これらのパターンが死なない確率を高める一番の方法である。

このことを”コンフォートゾーン(快適領域)”といい、人間にとっての快適領域はいつもと同じ生活パターンをすること。快適さは新しい展開と相反する。快適さは自己成長には繋がらない。だから、そもそも、生物はチャレンジすることを恐れていることがわかる。これらは生命の危機に関わるために本能で恐れている。

だから、行動したくても行動できない。行動しなくてはいけないと思っていても、行動できないのである。社内でもこの生物の本能が作用していることをまずは知る必要がある。

『なぜ、やらないのか?』と頭を抱えている社長が多くいるが、まずはやらないことが当たり前であることを受け入れることだ。

しかし、それを受け入れているだけでは、会社は成り立たなくなってしまう。会社の方針、社長の決定を実行する社員にするためにはどうすればいいのか?ここで環境整備の威力が発揮される。

そもそも環境整備はモノの整理・整頓からはじまる。モノは生きていないから、自分の意思で動くことはできだから1つ1つ片付けることで、目の前の環境がどんどん整って行くことがわかる。そう。環境整備とはやれば誰にでもできることなのだ。

やれば誰にでもできることをやる。

目の前のモノ・環境が整いはじめる。(成果が出る)

自信が持てる。

変化を続けることで”快適領域”を広げることができる。

”快適領域”を広げることに快感を覚え、行動意欲が増す。

この一連のサイクルを体験させることができるのが、環境整備の最大の効果だと考える。”快適領域”が広がることを実体験することで、領域を広げることは難しくない、怖くないことを体に覚えさせる。この結果、仕事でも実行してみる、挑戦してみる姿勢が芽生える。これが環境整備が小さな会社を大きく変える、儲かる方法だと言われる所以だ。

13年前に環境整備に出会えたご縁に感謝して、これまで以上の社内の徹底と環境整備を広める活動を強化していく。

この記事を書いた人

金村 秀一

金村 秀一

100年塾塾長・社長コンサルタント

社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するためにの成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。

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