中期5ヶ年計画を作成することでチャンスを掴むことができるその理由とは

チャンスを掴む3つの経営計画とは

私が主催している成功し続ける社長のための経営塾『100年塾』では、3つの計画を作成している。長期事業構想、中期5ヶ年計画、そして、短期事業計画の3つである。

長期事業構想書

長期事業構想書には、長期的に会社をどの方向に、どのように向かうかが書かれている。会社の社会的存在理由や社会に対して会社が担う役割や社長の経営思想が書かれている。

中期5ヶ年計画

中期5ヶ年計画は、来期の短期計画にプラスしてさらに5年後の経営計画を数字で具体的にシミュレーションする。この中期計画を作成する過程で、社長の潜在意識の中にあるものが顕在化され、会社の未来の可能性の最大化を知ることができる。

短期事業計画

長期、中期計画を作成し逆算思考で考えることで、今期何をしなければいけないかが具体的にわかる。未来の計画を現実のものにするために、その具体的な内容を各種方針に数字と言葉で落とし込み、社長の事業計画(戦略)を社員がブレずに実行できる内容にまで落とし込んでいる。

中期5ヶ年計画でチャンスを掴む準備を整える

中期5ヶ年計画をつくることで『千載一遇のチャンス』を掴むことができる。チャンスを掴めるか、掴めないかは、『問題意識を持っているか』、『その準備が整っているか』に大きく左右される。中期5ヶ年計画で未来を模索することで、問題意識が顕在化し、その実現のために短期計画を使って準備を整えはじめる。その結果、目の前に現れたチャンスが掴むことができるようになる。塾生から『経営計画書に書かれた計画が、現実になってきている』と言われる理由はここにある。

逆に問題意識が希薄だったり、今何が必要で、何をすべきかが明らかになっていない状態だと、チャンスが目の前に来ても、掴むことはもちろん、気づくこともできない。無意識に日常的に手にしている情報や、目の前で起きている出来事をチャンスとして活かすためには、問題意識を高めることだ。逆算思考から、『5年後、3年後、1年後にどうするか?』ということを明確にすることがとても重要になる。

3つの計画を常日頃から眺める環境を整える

社長として熱い想いで作り上げた3つの計画も、つくることで終わりになってしまうことが多くある。それでは、その計画が現実になることは難しい。せっかくつくりあげた3つの計画を日頃から、事あるごとに見るようにする、眺めるようにすることが大切だ。だから100年塾では手帳サイズの経営計画書にその3つの計画を書き込むことで、常日頃からいつでも見ることができる環境を整えている。

経営計画書を手帳サイズにすることで、社長はもちろん社員も常に肌身離さず持ち歩くことができる。仕事に行くときはもちろん、海外出張などに行くときも塾生の社長たちは常に肌身離さず持ち歩いている。

チャンスは世の中にゴロゴロ落ちている。それをチャンスと気づくことができ、それを掴む準備が整っている社長だけが、目の前のチャンスに気づき、掴むことができる。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。