給料は『お客様』から、賞与は『社長』から頂いている

金村
年末ということもあり、多くの会社では賞与支給が終わっていることだと思います。給料と賞与の基本的な考え方をこの時期だからこそまとめてみました。

給料と賞与の勘違い

会社で働く社員の中には、『給料も賞与も働いている自分たちにとって「権利」だ!』と思っている人が多くいます。でも、それは間違いです。給料も賞与も支払っている人がいるから頂けるのです。

給料は『お客様』から頂いている

まず、給料から。給料資金の原資は「売上」です。社員全員が努力をして売上を上げ、粗利益を残し、その分配として獲得するお金。お客様が会社から商品やサービスを購入した時に頂くお金です。つまり、給料とは『お客様が払ってくれているもの』。会社は振込手続きをしているだけで、支払っているのはお客様です。だから、本来であれば給料日とは『お客様に感謝をする日』とも言える。

賞与は『社長』から頂いている

では、賞与はどうだろうか。賞与資金の原資は「利益」です。この利益は社長の意思決定によって生まれ、さらに、使われるもの。この利益の使い道は、社長が決めることができる。利益を全て、宣伝広告費に使ったり、教育研修日に使ったりして、賞与の原資をゼロにすることも社長の意思決定で決まります。つまり、賞与とは『社長が払ってくれているもの』。

給料と賞与は原資の出どころが違う

給料は、社長が勝手に減額すると法律違反になります。でも、賞与は社長がいくら減額しても法律違反にはなりません。つまり、賞与は社長が好きに決めることができ、賞与を支払っているのは社長なのです。

給料日・賞与日は『感謝をする日』

ここに書いた内容は、頭でわかってはいるものの、体では理解することが難しい。ですから、わが社では、給料は社員の銀行口座に振込で行い、賞与は社員に現金を手渡しで渡しています。このように頭だけではなく、体を使って実践することで、初めて理解することができる。
給料日は『お客様に感謝をする日』であり、賞与日は『社長に感謝をする日』です。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。