金村 秀一 
TTPツアーズとは
TTPツアーズの『TTP』とは、『徹底的に真似る』の頭文字から名付けられている。歴史は古くおかげさまで10年目、第52回目を迎える。環境整備を導入して社内に変化が起こった会社を中心に訪問している。年間を通じて定期的に開催されていて、誰でも参加することができるベンチマーキングツアー。
TTPツアーズの特徴は『参加した人は会社に帰ったら、必ず何かひとつパクってください！』というルールがあること。そのため、参加者は社長だけではなく、社員が多いことが特徴的。
100years.tokyo.jp小さな街の小さな会社でもここまで変化できる！
▲今回の訪問先企業は、北海道・留萌にある有限会社ルモンドさま。入塾して３年目だが社長が社員教育に積極的で若いスタッフを躊躇することなく東京の研修に送り出す。その甲斐もあり、素晴らしい会社改革が実現した。
▲ルモンドの松村社長。『社員の成長無くして会社の成長は無い』という考えのもと、社員とその家族を守るために２代目社長として経営計画書による経営を実践中。あいさつでは、熱い言葉を頂きました！ありがとうございました。
▲若干22歳のリーダーを中心に、今回のTTPツアーズの準備をやりきる。参加した社長の中には３年前の社員のみんなを知っていることもあり、『社内の物も整って凄いけど、何よりスタッフが見違えるように明るくなった』と口々に言っていた。
実践！ベンチマーキング・社内見学
▲売り場はもちろん、ケーキをつくるバックヤードの工場も全て見せていただく。帯広の鈴木社長とその社員のみんなの質問力は怖いほど鋭かった。何か真似できるものをパクって帰ろうという姿勢の現れ。日頃からの社長の指導の賜物。
▲見違えるように変わった工場内。物が減り、定位置が整い、作業効率が大幅に上がった。松村社長も『おかげさまで本当に作業効率が格段に上がって、作業時間が短縮した』と喜んでいた。
▲工場の奥にある倉庫。ケーキをつくる材料も多いが、箱や袋などの包装資材も多くある。そのために、どこのケーキ屋も倉庫が足の踏み場もなく乱れている。そんなビフォアーの状態を社員たちの力で見違えるアフターの状態に。その説明をイキイキ話してくれる社員のみんなが輝いていた。
▲倶知安からはお菓子のふじいの藤井社長も参加。全スタッフを引き連れて車で大移動。同じ業種ということもあり、社員とあるある話をしながらメモも走る。
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▲松村社長と親交が深い春山社長も東京から参加。３年前の社長と社員の雰囲気を知っている社長の一人として、この変化に驚いていた。そして、あらためて環境整備の凄さを感じたと話をしていた。
『育む時間』の懇親会
TTPツアーズの会社見学が終了すると、お待ちかねの懇親会。100年塾では、『教育』とは、『教える時間』と『育む時間』からできていると考えている。そのため、第一部のベンチマーキング中は『教える時間』。懇親会で気づいたことを共有することを『育む時間』。懇親会までを含めてTTPツアーズは完了する。
▲第２部の懇親会も大盛況の中無事に終了。東京・埼玉・帯広・倶知安など各方面から、長時間かけてご参加いただきました社員・スタッフみなさん、ありがとうございました。そして、社員にこのような成長の機会を与えている社長のみなさん、ありがとうございました。
次回は12月＠埼玉での開催。2018年の締めくくりに相応しいTTPツアーズにするよう準備を整えていますので、ぜひ満員御礼での開催よろしくお願いします。また、埼玉でお会いしましょう！ありがとうございました。