”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
誰にでもできることを、
誰にでもできないくらい
やる社員を育てる!
環境整備は、これまで説明してきた
『整理』『整頓』『清潔』のほかに
『しつけ』『作法』の2つを加えて
5Sと呼ばれることもあります。
この5Sを徹底することで
『ヒトの環境整備』
を整えていきます。
まずは『しつけ』です。
これは『現場再建の3原則』の
『礼を正す』にあたります。
人との出会いの印象は、
最初の5秒で決まります。
そのために
返事・挨拶・笑顔を徹底します。
名前を呼ばれた時は『はい』と返事をして、
言われたことを即実行します。
『はい』と明るい返事をすることで、
社員の心が素直で謙虚になります。
挨拶とは出会いであり、
相手に対して敬意を表す方法です。
相手の目を見て名前を呼び、
明るく、元気よく、大きな声で
相手より先に挨拶をします。
我が社は、
『業界で一番爽やかな挨拶ができる会社』
を目指して、
『明るく、元気よく、大きな声』
を徹底しています。
次に『作法』です。
これは『現場再建の3原則』の
『時を守る』にあたります。
時間を守るため、
5分前集合を行動の基本とします。
そして、決められた方針は必ず守り、
指示・命令は絶対に遂行し、
途中結果を随時報告します。
つまり、
仕事の時間・期限・締切を
守るということです。
この環境整備の5Sを、
入社した社員には
試用期間の間に徹底して教え込みます。
強かな組織にするために
不可欠な独特の環境と風土ですから、
素直な社員でないと
実行することはできません。
おかげで、
試用期間を乗り越えた社員で
2年未満に退職した人の数が、
以前よりも圧倒的に減りました。
素直でない社員は、
成長速度が極端に遅くなります。
最悪、自分の価値観を
変えることができず、
成長できない社員もいます。
30歳以上の中途採用者が
試用期間を乗り換えられる
人が少ないのは、
過去の自分を捨てるという
素直さがないからです。
我が社は採用面接と試用期間で、
会社の環境と風土に合う
素直な社員を見つけています。
このように、
環境整備を組織全体で毎日行うことで、
共通の価値観が生まれます。
価値観が合う社員だけが、
組織で活躍してくれる環境、
『ヒトの環境整備』
が自然に整っていきます。
環境整備という風土を持つことは、
組織の行き先(価値観)を示すことです。
そのため、行き先が違う人が
組織に入ってくることはありません。
行き先が一緒の社員だけ
存在する組織とは実に強いものです。
環境整備を
愚直にできる人を整える
『ヒトの環境整備』。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 はい2 】
『はい』は『拝』です。
相手を拝む心、自分自身を拝む心です。
『はい』と言ったことを行動に移すと、
素直で謙虚になります。