働きやすい自由な会社こそ『社内ルール』がしっかりしている

金村
『働きやすい自由な会社』という言葉を目にする。働く環境においての自由とはなんだろうか?どんな会社が社員にとって働きやすく、やさしい会社なのだろうか。

会社は出勤する場所ではない

そもそも、社員の各々の自由で、会社経営が上手くいくことはありません。

会社や部門の業績の数字をはじめ、会社を維持するためにやらなくてはいけないことがあるからです。

そもそも、会社はなんのために行くところでしょうか。

義務教育ではないですから、家を出たら向かう場所、出勤する場所ではありません。

会社とは、目的を達成するために仕事をする場所であり、粗利益を追求する場所です。

粗利益を上げないで、会社で動いているとコストが上がるだけです。

『ルール』がないと事故が多発する

会社ではいろいろな人が関わりながら成果を上げることが求められます。

多くの会社の場合、働く人の価値観はバラバラです。

ですから、社内にルールがないと、社内で大小さまざまな事故が起きます。

社内ルールというと、がんじがらめ、窮屈など良い印象を持たない社員がいます。

でも、それは全くの逆なのです。

社内ルールが整えられていることで、社内の事故がなくなり、働きやすい職場になるのです。

『規律正しさ』は世界に誇れる日本人の特性

日本の交通事情は、世界的に見ても事故の少ない国です。

ある調査によると、交通事故死者数ランキングでもトップレベルのA評価をもらっています。

運転技術があるから事故が少ないのではありません。

実際に、片道5車線で車線(白線)がなかったら、1年間事故をせずに運転する自信がありますか。

個々の運転技術に頼らなくても、決められた交通ルールを運転手全員が守ることで、これだけ事故が少なくできています。

そもそも日本人には、ルールを遵守しながら、まわりの人と上手く共生をしていくDNAがあると思っています。

つまり『規律』を大切にしながら、生きることにストレスを感じにくい国民ということです。

そもそも持っているこの特性を最大限に生かした経営こそ、日本で実践すべき経営方法なのです。

『感情』ではなく、『ルール』に基づく経営

多くの中小企業には、『社内ルール』がありません。

就業規則とは違います。就業規則では会社は動きません。

『社内ルール』はありませんが、『感情ルール』があります。

『社内ルール』は、文字と数字で共有します。

『感情ルール』は、言葉と思いつきで共有します。

『社内ルール』は、再現性があります。

『感情ルール』は、その都度ルールのニュアンスが微妙に変わります。

社内勉強会などで価値観の共有をしていない会社が、

『あうんの呼吸』や『暗黙の了解』などを求めても上手くいくことはありません。

その結果、

『なんでこの仕事やってくれないの?』

『これじゃ納期に間に合わないけど!』

『自分だけ仕事の負担多くないですか?』

など、余計な感情が社内に発生します。

『ルール』があることで組織は動きはじめる

社内ルールができ、明確になることで、社内は動きはじめます。

ルールが明確になったことで、社内のギスギス感もなくなります。

この社内ルールに、例外はありません。

ですから、社員のためのルールではなく、社長もルールに従います。

中小企業の経営は、『ルール』に基づいてやることが大切です。

その結果、誰もが迷わずに、最短距離を走ることができます。

『ルール』は走りながら加筆修正していく

社内ルールを決めるときに、社長はどうしても正しいルールを決めようとします。

それを求めていては、いつになっても社内ルールはできません。

なぜなら、社内ルールは時代の変化とお客様のニーズに合わせて、年間を通じて変化するからです。

ですから、大切なことは社内ルールはまず決めることです。

社内ルールを決めて、動いてみる。

動きながら社内ルールに変更が必要になれば、加筆修正を加えれば問題はありません。

きちんとしたルールが社内にあり、そのルールに基づいて社員が仕事をし、高い粗利益を獲得する。

これが本来の会社組織の役割なのです。

 

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この記事を書いた人

金村 秀一

金村 秀一

100年塾塾長・社長コンサルタント

社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。