優勝翌日の新聞は『大坂なおみ』一色
画像出典:Number Web
今週は週末に行われたテニス全豪オープンで大坂なおみ選手が優勝した。ちょうど週末で、自宅で仕事をしている時だったので、LIVEで観戦することができた。
どんなスポーツにもあると言われる『試合の流れ』。この決勝でも、幾つもの流れがあった。
第2セットを落とした時の流れはもちろん、チャレンジシステムでの成功や失敗でも、流れを変えるきっかけとしては十分だった。
翌日の日曜日の朝、珍しくスポーツ新聞を買いに行った。年間を通じて、箱根駅伝以外でスポーツ新聞を買うことはほとんどない。今回のような自分にとって大きなスポーツ結果があった翌日には買いに行っている。
ネットで見ることもできるが、実はアナログの方が目に入る情報量が圧倒的に多い。そのために、短時間でスポーツライターが書いた貴重な情報を知ることができるのが良いところ。
チームで勝ち取った優勝
今回の優勝に関しても、伏線でいろいろなドラマがあったことがわかる。
コーチ・バイン氏との出逢い。日米でなおみ争奪戦が行われたいたこと。
大坂なおみのチームも世界一流のトレーナーで構成されていること。
これらの話を読んでいても、今回の優勝も選手ひとりで成し得たことではないことがわかる。
特に読んで印象的だったことは、大坂選手のトレーニングを18年から担当している、優勝請負人と言われるシラー氏の言葉だ。
17年末のオフシーズンに初めて大坂選手を見た時の第一印象は『動きが遅い』だった。でも彼女には、女王になる資質と、それ以上に、女王になりたいと望む気持ちがあった。アメフトのNFL選手の俊敏さ、短距離走選手のスピード、サッカー選手の持久力を併せ持った大坂選手を作り上げたい。
とシラー氏は話をしている。
大坂選手はまだ弱冠21歳。シラー氏と出会って1年ほど。本人の上昇志向の気持ちに加えて、優勝請負人の技術が加わることで、どこまで成長するのかが楽しみで仕方がない。
次のグランドスラムは、5月の全仏オープン。また、大坂選手の活躍を楽しみにしている。
大坂選手の魅力はテニス以上に人柄が人気
インタビューの最後には、抹茶アイスが差し出されて、『勝利のご褒美のアイスです。いつぶりのアイスですか?』という質問に対して、『11月以来です。ずっと我慢してました』という微笑ましい大阪選手の回答があった。
彼女の魅力はテニスの上手さ・強さ以上に、誰からも愛される可愛い人柄にあるのだろう。優勝した時も、他の外国人選手とは違う、恥じらいや軽い会釈(お辞儀)などを見るだけで、微笑ましくなる。
このような言動から、テニスを知らない人までもファンにしているのだろう。僕自身が久しぶりに応援したいと思える、スポーツ選手のスターが現れた。
大坂選手、全豪オープン優勝、おめでとうございます!