整理整頓で社内のモノを毎朝15分間で整えることで、会社の生産性はアップする

毎朝15分の整理整頓の流れ

わが社では、毎朝15分間の整理整頓の時間を確保している。
以下のような流れで、毎日業務時間前に全員で実施している。
①朝礼終了後、自分がやるべき担当場所を点検表で確認する。
②その後、掃除道具を持って担当場所に移動する。
③15分間、タイマーをセットしたら、全員で掃除をはじめる。
④タイマーが鳴り終了したら、掃除道具を片付ける。
⑤最後に、点検表にチェックをしたら完了となる。
このようなやり方で、毎朝15分間、全社員で整理整頓をしている。

まずはモノを整えることを徹底する

毎朝15分間の整理整頓を行うことで社内にあるモノが整いはじめる。
いらないものが整理されることで、社内がスッキリする。
いつか使うものは『タイムカプセル』に入れて捨てる日を待つ。
整理(捨てること)が進むことで、社内の雰囲気は明るく、広くなる。

『三定管理』とは

さらに、少なくなったモノは、置き場所が決まり、数量が決まり、向きが整いはじめる。
三定管理をしっかりする会社も出てくる。
『三定管理』とは、
定品 → なにが
定位 → どこに
定数 → どのくらい
これら3つが明らかになっていることをいう。

人の心は目に見える景色に影響される

このように、モノが少なくなり、モノが整いはじめることで、社内に雰囲気は大きく変わる。
変わるものは、社内の雰囲気だけに留まらず、仕事をしながら何気無くモノを見ている、社員の思考まで変わりはじめる。
なぜなら、人間の心は、目に見えるモノの景色に似てくるという傾向がある。
そのために、目に見える景色が整理整頓されることで、社員の思考も整いはじめる。

社員の思考が整うことで、会社の業績はアップする

このようなプロセスから、毎朝15分の整理整頓が社員の思考までも整える。
そして、社員の思考が整うことで、仕事の効率や生産性がアップする。
わが社ウィルウェイは、この毎朝15分の整理整頓を続けて13年目を迎える。
その結果、わが社の人事生産性は中小企業の平均の3倍以上の数字を結果として出している。

人間は環境に従う動物

一見、業績とはなんの関係もなく感じられる整理整頓。
しかし、そんな整理整頓も、毎日徹底して行うことで、社内の環境が変わる。
人間は環境に従う動物です。
社内の人を変えるためには、社長が会社の環境を変える必要がある。
社内の環境が変わることで、不思議なほどに社員が変わり、結果も変わるもの。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。