金村
『52週経営』の3/52WEEKSが終了。
マーケットにはお客様とライバルとわが社しかいない
2019年最初の、成功し続ける社長のための経営塾『100年塾』が開催された。
第1講は戦略MG(マネジメントゲーム)を使いながら、マーケット(市場)にはお客様とライバルとわが社しかいないことを、実際にゲームで体験し、肌で感じていただく。
ここで体験した内容が、経営計画書の3大方針を考える時に大きな意味を持つようになる。
マーケットとはライバルとの関係性によって、まるで生きているかのように姿・形を変える。
そのために、常にマーケットの動向をチェックして、自社を変化させ続けていく必要がある。
ものまねショーの生の経営から学ぶ
合宿中には参加者同士のコミュニケーションを深めるために、2日目の夜に必ずものまねショーに見学に行く。
単に、ものまねショーを楽しむためではなく、学ぶべきことは多い。
『ショーの構成はどのようにできているか?』
『舞台袖は、どのような環境になっているのか?』
『練習にどれぐらいの時間を費やし、本番に臨んでいるのか?』
『どのような仕組みで経営が回っているのか?』
今年はいつも行っているお店と違うお店に行くことにした。
業種は同じでも、業態の違いによって、どのような差が生まれているのかを体験してもらうために。
安くても売れず、高くても売れる
今回行ったお店は、飲み放題で食事もついて、料金も良心的。
ショーの内容に関しても、こちらのものもとても満足の行くものだった。
でも、昨年まで行っていた店ほど、客入りは良くない。
ショーの時間なども、以前までの店との変わりはない。
価格に至っては、今回行ったお店より3倍ほど高い。
でも、連日ほぼ満員御礼となる大盛況の中営業をしている。
一体、この差はなんなのだろうか?
地味な微差の積み重ねが派手な結果を生む
購入の選択権は、いつでも、全て、お客様にある。
お客様のニーズに合わせた商品・サービスを創造し、提供し、修正し続ける。
今の時代はニーズが多様化してることもあり、頭で考え過ぎていては上手くはいかない。
創造した商品・サービスをまずは小さくはじめ、その成果を確かめる。
お客様の声や反応を吸い上げながら、緩やかなバージョンアップ(修正)をし続ける。
その地味な微差の積み重ねが、派手な成果を生む。
マーケットは生きている。
お客様とライバルとわが社の3者によって、止まることなく、いつまでも変化し続けている。