金村
先週末にセンター試験も行われ、いよいよ受験シーズンが今年もやってきた。教育のきっかけは早く、機会は多い方がいい。これは中小企業の経営でも同じことが言える。
中高一貫校のメリット
有名私立大学の付属校などをはじめ、受験校の中には、中高一貫校も多くある。
中学と高校の合わせて6年間を同じ学校で過ごすというもの。
中高一貫校に子供を通わせていて、メリットと感じる部分が多くある。
独自の教育方針
中高一貫校では通常の3年+3年ではなく、6年間通して教育できることもあり、6年間を見据えて個性ある教育方針やカリキュラムを組んでいるところが多くある。
受験回数が少ないこともあってか、詰め込み型の教育ではなく、個性や能力を伸ばす教育を実施ている。
このような安定した環境で6年間過ごせることはメリットとして大きい。
深い友人関係が築ける
中高一貫校で6年間過ごす中で、クラス、部活動の友達と深い友人関係が築ける。
そのため、社会人になっても頻繁に連絡をとって会ったり、長い付き合いになる友達ができる。
独自の文化・雰囲気がある
文化祭や体育祭などで、学校に行って感じることは、中高一貫校はそれぞれ独特の文化・雰囲気を持っているということ。
中高一貫で6年間を過ごすわけなので、良い意味でも悪い意味でも、生徒はこの独特の文化・雰囲気に染まっていく。
『この学校でしか学べない、体験できないこと』があることが、中高一貫校の魅力。
中小企業での社内一貫教育
では、中高一貫校と同じような考え方で、中小企業の社内を一貫教育することはできないだろうか。
社長から幹部社員、一般社員、そして、新人・若手社員までの一貫教育。
このような発想から、100年塾では、社長・幹部社員・若手を対象とした塾を定期的に開催している。
成功し続ける社長のための『100年塾』
社長や次期社長が参加する『100年塾』。
ここでは潰れない強かな会社が実践している『社長の仕事』を、社長に体験・習得してもらっている超実践的な経営塾。
『経営計画書』『環境整備』『斜めの関係』の3つの柱をベースに、会社の成長速度を加速させる環境がある。
社長の片腕を育成する『幹部養成塾』
次に、幹部や未来の幹部の社員が参加する『幹部養成塾』。
ここでは、幹部社員の意識改革を行い、経営の『原理原則と手順』を学び、社長の片腕となる未来の幹部社員を育成している。
小さな会社は、社長の決定をすぐに、愚直に実行できるかで決まる。
この一点突破こそが、社員数の少ない小さな会社を高収益企業にしていく。
未来の会社を支える人財を育成する『U25(アンダー25)』
最後に、新卒や若手社員が参加する『U25(アンダー25)』。
ここでは、若手社員の価値観共有と方針理解を高め、方針をすぐに実践する未来の幹部社員を育成している。
『今の若い子は』など、よく出る話だが、年の近い仲間と切磋琢磨するこのような環境をしっかりと整えることで、若い世代もしっかりと行動し、結果を出すことができる。
むしろ、素直で、伸び代が大きな人財が多く、行動に移る早さは目を見張るものがある。
教育は『技術』よりも『思想』教育が重要である理由
職場とは、プラス思考の人間育成の場だと考えている。
人生と仕事の結果とは、『考え方』と『熱意』と『能力』の掛け算で決まる。
『熱意』と『能力』は0〜100で表すことができるが、『考え方』だけは−100〜100となる。
だから、どんなに『能力』があっても、『熱意』があっても、『考え方』が間違っていると、十分な仕事の成果を出せない人がたくさんいる。
どんなに『能力』や『熱意』があっても、『考え方』がマイナスだと掛け算なので、全てがマイナスになってしまうからだ。
今は『能力』があろうとなかろうと、強い『熱意』を持ち、プラス思考の『考え方』で行動すれば、人生と仕事の結果は、必ず良い結果になる。
一貫した『思想教育』が価値観と会社のベクトルを合わせる
このような考えのもと、多くの会社では技術(スキル)教育をしている会社は多くあっても、定期的に思想教育している会社は多くない。
その結果、社内の『考え方』、つまり、価値観にブレが生じ、多様化し、会社のベクトルがズレていく。
仕事では『やり方』よりも『考え方』が重要になる。
そのために、同じ思想教育を繰り返し行うことで、短期的に活躍する社員ではなく、長期的に会社を支えてくれる社員の育成をすることができる。
このメカニズムに基づいて、100年塾では、社長から幹部社員、若手社員までの『考え方』の思想教育を、一貫教育することでお客様の会社に大きな成果をもたらすことに成功している。