社長の『集中できる時間』と『早い意思決定』が会社の未来を変えていく

金村
38/52WEEKSが終了。今週は敬老の日で月曜日が祝日。4日間のWEEKDAYの中、3日間が100年塾18期の経営塾となった。成果を上げるために必要なのは、才能ではなく、考え方であり、習慣である。そして、それらは誰もが、今からでも身につけることができることである。

社長の時間を定期点検する

経営塾2日目の環境整備の講義のテーマは、整理整頓でも、清潔でも、躾でもなく、『時間』がテーマとなった。社長の時間に対する考え方、使い方次第で、意思決定の質が変わり、未来が変わる。さらに時間の活用と浪費の違いは、成果と業績に直接現れる。

業績が横這い、あるいは成果が落ちている社長の時間の使い方を見てみると、不思議と共通点があることに気づく。それは、数年前の時間の使い方と現在の時間の使い方がほとんど同じだということだ。意思決定をした全てが正しい、成果が出るとは限らない。

『正しい決定』よりも『早い決定』に価値がある

『社長も人の子』。人は間違いを犯す。最善を尽くしたとしても必ずしも最高の決定ができるわけではない。最善の意思決定をしたとしても、間違えている可能性はある。さらに、大きな成果をあげた意思決定もやがては陳腐化する。

このように考えると、社長の意思決定は『正しい決定』よりも『早く決定』することが重要であることがわかる。正しいか、間違えているかは、意思決定をして実行してはじめてわかること。なぜなら、ビジネスの意思決定をしている限り、その答えはお客様にあるからだ。

にもかかわらず、間違えないように時間をかけ、経験もないことを悩み、無駄な時間を使う。そうではなく、早く決定して、すぐに実行する。すると結果がすぐにわかる。良い成果ならば継続または拡大、悪い成果であれば中止または縮小の意思決定をすればいいだけだ。

『時間の塊』が会社の未来を変える

早く、賢明な意思決定をするためにも、社長には集中できる時間の塊が必要になる。一週間の中で90〜120分間の集中できる塊の時間がどれくらいあるだろうか。多くの社長は、社内で起こったことの対応や社内マネジメントなどで、社長の貴重な時間は常に奪われている事実をもっと知るべきだ。このような環境の結果、社長はいつも時間が足らない状態となっている。

100年塾での講義の中では、私自身がどのような道具を使いながら、時短はもちろん、やらないことを決め、やることに集中しているかなどタイムマネジメントしているかを、iPhoneの画面をプロジェクターに写しながら、実際に操作の公開をした。講義後のアンケートでも『仕事の進め方を生で見れて目から鱗だった』『どれだけ毎日していることにロスタイムがあるのかを思い知らされた』というコメントを多くもらった。

人類全ての人に与えられた時間は24時間であり、それ以上でもそれ以下でもない。貯金することも誰かにプレゼントすることもできない。その時間をどのように社長自身がマネジメントするかで未来は大きく変わりはじめる。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。