結婚生活・夫婦生活がうまくいく男の考え方。【男の出世女次第・女の幸せ男次第】

金村
よく社長たちから『金村さんのところは本当に夫婦仲がいいよね』と言われます。私自身、この言葉を聞くととても嬉しくなります。なぜなら、自分の妻が褒められているような気がするからです。少し落ち着いた時間ができたこともあり、私が考える『結婚観・夫婦観』をまとめてみました。

実は離婚経験あり?

私は妻と1999年、26歳の時に結婚をしました。高校生の時から部活の後輩などに『25歳に結婚する』と言っていたいので、計画よりかは1年遅れたことになります。そして、その1年の間に色々なことがありました。

妻との付き合いも4年を迎え、もちろん結婚を考えていたため自分の両親に話をしました。両親には昔からある考えがあったたために、当初は結婚に反対していました。その時に今でも忘れない、お袋から言われたの伝説の一言があります。

『もし本当に結婚したいとそれほど思うんだったら、一度別れなさい!』

私は本気で結婚したいと思っていたので、1度別れれば結婚できると考え、期間の確認をし、一度別れることに決めました。全ては結婚のために。

このことを妻に伝えるためにある公園で待合せをして伝えると、まさかの大号泣。今考えれば当然ですね。別れ話に聞こえたのでしょう。今でもその時の妻の号泣の顔は目に浮かびますし、妻も、その公園には近づきたくもないと言っています。そもそも『結婚したいから一度別れよう』なんで、日本語として間違えているんですから(笑)

ただ、私の結婚の意思は堅いことを妻にはしっかり伝え、結婚をするために一定期間別れることになりました。婚前離婚とでもいうのでしょうか(笑)

その報告を両親にすると、見合い話が持ち込まれ、早速見合いをすることになりました。別れている期間に3人の人と見合いをしています。みなさん素敵なお嬢様でしたが、私の頭の中の針が全然『ピン!』と来ることはありませんでした。私を産んで育ててきた親はそんな私の表情、姿を見てすぐにわかったのでしょう。ようやく結婚の許可が出ました。

『失って初めて気づく失ったものの大きさ』という言葉もありますが、私は婚前にこのような経験をできたことも、大きな理由のひとつかもしれません。

性格は正反対でも問題なし

私の会社では、エマジェネティックスというツールを使って、その人の思考特性と行動特性をお互いに認め合うことをしています。この思考と行動の特性は、その人の特性であってなかなか変えることはできないものです。それを受け入れ、認め合いながら仕事をする、生きていくと決めています。

私の思考特性は黄(コンセプト型)と青(分析型)の2色です。もちろん妻も診断しています。妻は、赤(社交型)と緑(構造型)の2色です。ですから、同じ話、同じ結論であっても、考え方のプロセスは全く違います。この診断結果を見た妻は『だからいつも言っていることが訳がわからないんだ!』と妙に納得していました。

さらに私は典型的な社長・リーダー型です。妻は秘書検定も持つほど秘書・サポーター型。こう見てみると性格は全く正反対であることがわかります。

性格が正反対なことで不都合なことは何もありません。説明に少し時間がかかるだけです。むしろ、違った観点の考え方が知ることができるので、思考特性が違うことは良いことだと思っています。

性格よりも価値観重視

このように性格は全く違うかもしれませんが、これだけは譲れないという部分はかなりの部分が合っています。

・休みの日に午前中ずっとゴロゴロしている
・家の外でも中でも、旦那(妻)の悪口を言う
・子供の教育に熱心じゃない
・両方の両親を大切にしない
・休みの日に仕事やプライベートの予定を勝手に入れ過ぎる

これらは夫婦のルールとして厳格に決めたものではなく、お互いに嫌がってる部分が合っている、譲れない部分の価値観があっているということです。二人で一緒に生活していくわけですから、この『譲れない部分』はとても重要になってきます。

自宅は充電空間である

私自身、おばあちゃん子で厳しく育てられたこともあり、基本的に昭和の古い考え方がベースです。ですから、男は外で戦いながら稼いでくるという考え方です。ですから、スーツも戦うためのモビルスーツ(ガンダムの見過ぎ)さながら。ですから、自宅に戻る時はある程度疲れている状態で戻ります。

ただ『疲れた』と言ったことはこれまで一度もありません。言っても何も変わらないからです。まわりに嫌な言葉を言うくらいだったら、疲れを取るためにお風呂に入ったり、本を読んだりと何か前向きな行動をとった方が、愚痴を言われるよりも妻にとってもいいはずです。

ですから、疲れを早く癒すために、自宅での私の生活には多くのルーティーンがあります。このルーティーンを繰り返すことで、自宅での生活にリズムができ、疲れが早く取れ、翌日以降にまた戦える体に体力・気力ともに充電されます。

私は自宅を充電空間と考えているので、仕事のことは自宅には持ち込みません。あくまで、心身ともに充電をしっかり行うことだけに集中しているのと、妻は意図的にそれに集中させてくれている空間づくりに感謝しています。

そもそも夫婦は上手くいかない

そもそも結婚とは上手くいかないと思っています。大恋愛の末結婚したとしても、その熱とはいつか冷めるもの。ドライに考えているわけではなく、『人の心はうつろいやすい』ということを忘れていないからです。ですから、大恋愛で夫婦になっても、お見合いで夫婦になっても、出会いの『縁』のカタチが違かっただけのこと。夫婦とは『一番近くにいる赤の他人同士』なのです。

でも、不思議なものです。『結婚とはそもそも上手くいかないよ』と言われると、何とかして上手くいかそうと考えるのが人間です。そして、相手に対する優しさや思いやり、感謝などが自然と生まれてくるものです。なぜなら、『上手くいきたい・いかせたい』からです。

結婚にアタリマエなど存在しない

私にはいくつかの癖があります。『相手を名前で呼ぶ』や『ありがとうを頻繁に言う』などもそんな癖の中のひとつです。『ありがとう』という言葉を頻繁に使っているのには理由があります。その説明の前に、『ありがとう(感謝)』の反対語を知る必要があります。何だかわかりますか?

『ありがとう』の反対語は『アタリマエ』なのです。

私自身、『世の中に偶然は存在せず、全ては必然で動いている』と考えています。好きな言葉の中のひとつに『人は逢うべき人に逢わされる。それも寸分の狂いもなく。早すぎもせず、遅すぎもせず。』という言葉があるほど、偶然は存在しないと考えています。

ですから、今、目の前にある大切なものが、明日も目の前にあるのが『アタリマエ』だとは思っていません。健康、家族、仲間、会社、そして、幸せが、明日も今日までと変わらず必ず明日もあるとは考えていません。だからこそ、昨日まで自分の目の前にあった大切なものが、今日も自分の目の前にあることにとても感謝します。有り難いと。

結婚すると夫婦が誕生し、子供が生まれ家族が増えます。『家族が増えた人数分』✖︎『24時間』の新しい必然が生まれていると考えています。自分自身はもちろん、子供たち、そして、妻も。人間が1日生活すれば何か新しいことに気づき感じるものです。そこには存在しているのは『アタリマエ』ではなく、偶然の顔をした『必然』なのです。

その必然を受け入れ、感謝を忘れないことで、アタリマエと考えがちな毎日を、1日1日を新しいものとして大切なものを今日も授かることができていると思っています。

『幸せ』とは、なるものではなく、感じるもの

結婚して夫婦になって幸せになろうと言うのは間違えている気がします。幸せとは、なるものではなく感じるものだと考えているからです。『幸せになる』ためにいろいろなことをして幸せを掴む。この発想はわからなくもありません。

でも、私が考えている『幸せ』とは、少し違います。私が考えている幸せとは、『幸せになる』ためのいろいろな努力ができる、環境、健康、タイミング、出会いなど自体を『幸せだなぁ』と感じ、言葉に出して日々を過ごす。こうすることで、不思議とその幸せはまた訪れる。

このように毎日『幸せだなぁ』と感じ、言葉に出しながら日々を過ごし続けた結果、『幸せになる』ということも現実になり、さらに『幸せだなぁ』と感じることができる。不思議なもので。幸せを感じてくれる人のところに幸せは集まってくる。さらに、幸せそうにしている人のまわりには、幸せそうな人が集まってくる。その結果、さらに幸せになることができる。これが幸せの連鎖です。

守るべきものが人を強く、優しくする

他のみなさんはどうかは知りませんが、私は結婚式の時に神に誓ってしまいました。しかも、直筆のサインまでして。その内容はこんな感じだったと思います。

『幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓います』

もう20年ほど前になりますから、はっきりとは覚えてませんが、結構な内容を気軽に誓ってしまったんだなぁと、今振り返って見ると思います(笑)

誓ってしまった以上は守りたい。上手くいかないとわかっているからこそ挑戦してみたい。大切な家族を守るために。男は子供も産むことができない分、どんどん背負うんです。守るべきものを。なぜなら、人は守るものがあると強くなれるから。それがモノではなく大切なヒトであればなおさらなこと。守るべき人がいることで強くもなれる。そして、優しくもなれる。

まとめ

だいぶ長くなりました。いろいろな結婚観・夫婦観を書いてきましたが、こんな私でも亭主関白のつもりではいますが、家に帰れば野党です(笑)もちろん、最大派閥の与党党首は妻です(笑)

そもそも、10年後の未来がわかったら幸せでしょうか?10年後の未来がわからないからこそ、可能性のわくわくが存在し、楽しく幸せでたまらないのではないのでしょうか?

10年後なんて考えずに、お互いに、今、目の前にいる大切な人の顔をもっと見てあげてください。白髪が増えているかもしれません。シワが増えているかもしれません。スマホを見て、未来の幸せを心配する時間があるのなら、スマホの画面なんて見ずに、今ある幸せに十分に感謝することです。

自分自身から、そのような幸せを発信し続けることで幸せの連鎖は起こっていきます。アタリマエなことなどこの用の中に存在しません。全てに感謝し、相手に伝えることで、また幸せな明日がやってくるだけです。私はそれを、ただただ結婚してから19年間続けてきているだけです。

本当に有り難いことです。感謝しています。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。