”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
自然に口コミを増殖させるには?
前回(競合他社に負けない選ばれる会社を作る経営方針)の続きになります。
お客様同士で
『今日はどの店に行く?』
と相談して思い付く店の名前は
多くて3つくらい。
では、どのようにして、
その中に名前をいれることが
できるのでしょうか?
わが社では、そのために
認知度を向上させています。
ただし、3つの中に
名を連ねるためには条件があります。
商品やサービスの認知度を
26.1%にすることが絶対条件です。
26.1%のシェアとは、
4人に1人が知っている状態です。
4人に1人の認知シェアと奪取して、
口コミを巻き起こすのです。
そして認知されていく段階で、
商品やサービスの一部でも
覚えてもらう活動をし続けることで、
ある限定された条件に合ったときに、
そこに名を連ねることができます。
たとえば、日鶏〆では、
『上野駅』周辺で『やきとり』でも
食べようかとなったときには、
必ず名前を挙げて頂けるようにしています。
認知活動を行う際も、
『上野で13年目を迎える
朝挽き地鶏のやきとりと
有機野菜が自慢の店です』
と伝え歩くことを、
法人営業をする社員に徹底しています。
『上野駅』『やきとり』とは
かなり限られた条件ですが、
その条件が満たされた時に、
お客様の選択枠の一番最初に
店の名前が出ればいいのです。
小さなテリトリーでナンバー1になる。
これが中小企業のための
必勝パターンの1つなのです。
食べたい時に
食べたいものが
食べられるだけで、
お客様の満足度は上がるものです。
『やきとり食べようか』というお客様と
『肉でも食べようか』というお客様とでは、
満足度の方向は違います。
お客様の満足度を
上げるためにも条件を限定し、
その条件が整った時に、
『この前、
営業に来ていたお店に行ってみるか?』
『それだったら、あの店に行ってみようか?』
というように、
お客様に選んで頂ける店に変わります。
26.1%の認知度シェアを獲得することで、
口コミが自然に繁殖し、
リピーターが増えやすくなります。
さらに、お客様からの紹介が増え、
指名して頂けるようにもなります。
競争の時代では、
『売上重視』から
『シェア重視』の
経営にシフトせよ。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 経営戦略 】
常に先手を取ることによって
大きな効果を生む。
①新製品開発
②シェア拡大
③コスト削減
④多角化・事業転換。
新製品開発がいつも業績がよい。