結果論より経過論
『結果論』ではなく『経過論(プロセス)』で仕事をする。
小さな経過を大切にする。
つまり、目の前の瞬間瞬間を大切にするということ。
結果がすべてと考えてしまうと、
どんな汚いことや、人をおとしめるようなこともできてしまう。
なぜなら、結果ですべてが精算できてしまうからだ。
そうではなく、常に途中経過の状態をよくすることに専念する。
仕事というものは、結果に近づくにつれ、
そこへ向かうための経過の選択枠が徐々に少なくなっていく。
やり始めた当初は、いろいろな選択枠が豊富にあるように感じる。
でも、結果に近づく終盤になると、その選択枠も限られてくる。
経過とは小さな結果の積み重ねからできている
常々、社内では『数字が人格』と伝えている。
特に会社で重要なポジションを担っている幹部社員にはしっかり伝えている。
結果論より経過論という話をしたからといって、
『結果はどうでもいい』と言っているわけではない。
そうではなく、ひとつの結果から新しい経過がはじまる。
つまり経過をよくするためには、その直前の結果が大事になるということ。
経過とは細かく見れば『小さな結果の積み重ね』でできている。
だから経過を大事にすることは、
『経過に軸足を置きながらも、同時にもう片方の足は結果に置いている』とも言える。
この考え方・姿勢で仕事をすることで、最善の選択が誕生する。
経過と結果の関係は、コインの表と裏のように表裏一体。
目の前の瞬間瞬間の経過を大切にすることからいい結果が生まれ、
いい結果があって、初めて次のいい経過が生まれる。