日報とはその日の仕事の『かたをつける』こと
では、そもそも日報は何のために書くのでしょうか?
突然ですが『かたづけ』の言葉の意味を知ってますか?
日報が業務報告の管理になっているケース
10:00〜11:00 新規顧客獲得テレアポ
11:00〜12:00 社内会議
12:00〜13:00 ランチ
業績に結びつく日報の書き方
5つのタイトルに合わせて日報を書く
なぜ『自分の考え』が4番目?
『なんで自分の考えが4番目なんですか?』
とよく聞かれることがあります。
会社とは、お客様の声をベースに方針を決めていきます。
これを『お客様ファースト(お客様第一主義)』といいます。
つまり1番目が『お客様の声』になっている理由は、
社長の姿勢、会社の姿勢がカタチになっているからです。
事実は1つ。解釈が無限大。
中小企業で書かれている日報を拝読すると、
『お客様の声』と『自分の考え』が混在していることに気づきます。
日報を書くときに大切なことは、
『お客様の声』は事実であり、
『自分の考え』は解釈であるということ。
これをしっかり分けて、上司や社長に報告する必要があります。
これを混同して書くことで、複数の社員から上がってくる日報を読んで、何が事実なのかがわからなくなります。
事実は「 」を使って伝える。
ではどのようにして伝えればいいのか。
とても簡単ですので、ぜひ明日から実践してみてください。
事実は「 」を使って書き、その後に解釈を書けばいいだけです。
「何も言わずにお客様は出ていきました」(事実)
→なにか気に触ることを言ってしまったのかもしれません。(解釈)
もしかしたら、緊急の連絡が入って外に出たかもしれません。
もしかしたら、他の用事を思い出して出て行ったのかもしれません。
この場合は、真実はお客様本人に確認しないとわかりません。
ですから、真実は置いておいて、事実を「 」で報告することが大切です。
あとは自分の解釈を、そのあとに好きに書いてください。
『ライバル情報』が会社の業績を左右する
多くの会社の日報に抜けている『ライバル情報』が2番目になります。
このライバル情報をいかに早く社長まで届けることができるか。
順調な経営を進めていく上で、ライバル情報は欠かすことができません。
どんな些細なことでもいいので、念のための報告を日報ですることです。
『お客様もライバルも市場も、絶えずゆっくりと大きく変化している』
このことを忘れてはいけません。
ですから、会社も絶えず変化させ続ける必要があるのです。
そのための貴重な情報源が、現場で働く社員からの日報になります。
日報をはじめる前と後で大きく変わること
日報をはじめる前と後で大きく変わることは、
①『お客様の声』や『ライバル情報』などの経営を左右する現場の生の情報が社長に届く
②『自分の考え』から、日頃社員が考えていることを知ることができる
③全社員から情報が集まることで、自然と情報も整頓され、何が『真実』かがわかる
『社長は社員第一主義、社員はお客様第一主義』を謳っている以上、
『お客様の声』と『社員の考え』2つの現場の生の声が吸い上げる仕組みや環境は欠かせません。
ですから、日報を通じて『お客様の声』と『社員の考え』を大量に収集することです。
日報は『質より量』を重視することです。
特に日報導入当初は、内容は二の次で、量を書いたことを褒めてあげてください。