【262の法則】焦点をあてる部分を変えれば結果は大きく変わる

金村
ある人から『262の法則』という言葉を耳にする。この法則を使って会社経営・人間関係・夫婦生活を考えてみた。

262の法則とは

どのような組織でも2割の社員が優秀な働きをして、6割の社員が普通の働きをして、2割の社員が良くない働きをするという法則。

人間だけでなく、蟻や蜂の社会でも同様の現象が確認されています。

この法則を使って、『会社経営』『人間関係』『夫婦生活』を考えてみました。

会社経営編

上記の法則の定義に書かれた内容で、会社経営では『262の法則』にあてはめて話をされることがよくあります。

多くの会社では、最後の2割の仕事ぶりに目が行きます。

そして、どのようにすればいいかと、教育や改善活動などを積極的に行います。

それでも、2割は変わることがないため、指導する社長・上司をはじめ、組織が疲弊していくことがよくあります。

でも、この考え方は間違えです。

時間をかけてあげるべき社員は、それ以外の8割であるべきです。

会社の方針にしたがって、成果を上げている2割と頑張っている6割に、貴重な時間を割くことです。

社長や上司から褒められること、声をかけられること、気にしてもらえることは、

社員のとって嫌なものではなく、嬉しいものです。

にも関わらず、『なんとかしよう』という正義感のもと、最後の2割に時間を割いてしまいます。

社長や上司がやるべきことは、それ以外の8割にえこひいきすることです。

1分でも、一言でも、8割の社員に時間を使ってください。

その結果、その8割の社員が『もっと期待に応えよう』と動いてくれることで会社はプラスのスパイラルを描きます。

最後の2割は、そんな頑張っている8割の社員の姿をみて、何かを感じ、気づいた人から変わりはじめます。

その時に、はじめて、手を差し伸べてあげて、引き上げてあげてください。

人間関係編

Facebook、Twitter、インスタグラムなど、SNS経由でいろいろな情報が飛び込んできます。

情報化社会だからこそ、真実かどうかに関係なく、たくさんの情報が日々飛び交います。

ときには、真実ではない情報によって、嫌な思いやココロに言葉の傷を負うこともあるでしょう。

でも、そんな時はこのように考えてみてください。

世の中の2割の人は、あなたがどんなに素晴らしい行動をとってもあなたのことを嫌います。

6割の人は、あなたの行動によって好き嫌いがわかれます。

そして、最後の2割の人は、あなたがどんな失敗をしても、あなたのことを好きでいてくれます。

世の中の人全員から好かれる必要なんてありません。

あなたのことをいつでも、どんな時でも応援してくれる人がいます。

さらに、真実はいつもひとつです。

いつも応援してくれる2割の人たちのためにも、止まることなく歩き続けていきましょう。

夫婦生活編

夫婦関係においても、この『262の法則』で考えてみます。

そもそも、夫婦になる時に、お互いに嫌いなのに結婚する人はまずいません。

お互いに惹かれ合って、認めるところ、尊敬するところがあって結婚をします。

にも関わらず、夫婦の話をしていて『幸せ』とうい言葉をなかなか耳にすることがありません。

夫婦生活とは、集団生活でもあります。

集団生活に至っては、得意な人が得意なことをすると上手くいきます。

逆に、不得意な人に、不得意なことをやらせると良いことは起こりません。

夫婦がお互いに持っている特性の262を考えて、最後の2割は目をつぶる。

最後の2割は、もともと不得意なので、何度言っても変わりません。

変わらないことを言っても、時間の無駄で、気分も滅入ってきます。

上位の2割は、依存する。頼ってみる。お願いしてみる。

そして、上位の2割をやってくれたら、素直に感謝する。言葉で伝える。

依存された、頼られた、お願いされた人は、悪い気はしません。

また『大切な家族のために頑張ろう!』と思うはずです。

夫婦がお互いにこればできるようになれば、家に早く帰りたい家庭ができあがります。

 

金村秀一公式メルマガ

『ブログには書けない本音トークをメルマガでお届けします!』

匿名でブログの感想を送信する

    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。