ラグビー日本代表・戦略と規律の徹底でアイルランドから勝利する

金村
『52週経営』の39/52WEEKSが終了。

ラグビーワールドカップ・日本vsアイルランド

写真:毎日新聞

ラグビーワールドカップ、日本代表vsアイルランドが、

28日(土)静岡スタジアムで観衆47,813人の中で行われた。

世界ランキング2位のアイルランドを相手に、日本代表がどこまでできるか。

そんな試合展開を考えていた人が多かった中、

日本代表は前評判を大きくくつがえし19-12で見事に勝利した。

『ラグビーは番狂わせが起きにくいスポーツ』と言われている。

その理由は、ラグビーは15人で闘うスポーツ。

個人の能力も大事だが、チーム全体の総合力が試合に大きな影響を与える。

だから、屈強なフォワード陣のパワーであったり、

バックスの総力であったり、キッカーの正確さだったりと

これらの総合力が強いチームが試合を圧倒的に有利に進めることができるからだ。

前回の南アフリカ戦でも、今回のアイルランド戦でも、

この総合力を分析してみると明らかに圧倒的有利なデータが揃っており、

その結果、世界中の人がランキング上位の相手チームが有利と考えている。

前回大会の時に、南アフリカに勝利した時には、

『W杯史上最大の番狂わせ』と世界中を驚かせた。

日本代表は今大会でも再び、

世界ランキング2位のアイルランドを相手に、

世界が驚くジャイアントキリングをやってのけた。

これはもう奇跡なんかではなく、

日本代表の実力で勝ち取った勝利と言える。

信じるチカラが勝利を引き寄せた

写真:iza

試合後の選手のインタビューから、

今回の試合に勝利をもたらした理由を知ることができた。

なかでも、下記の2つ話がとても印象的に心に残っている。

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチがスタジアムへ出発する前に、

選手たちに向かってこんな5行の俳句を英語で読みあげていた。

誰も勝つとは思っていない。
誰も接戦になるとも思っていない。
誰も僕らが犠牲にしてきたものは分からない。
信じているのは僕たちだけ。

たった5行のこの言葉は、選手たちを鼓舞するのに十分だった。

また、試合前夜のミーティングでもこんな1つの話が共有されていた。

世界最候補のエベレストで遭遇した人が、1枚の地図を見つけどうにか下山に成功した。

だが、下山後、その地図は別の山のものだったことが判明した。

『不可能に見えても、信じて戦えば道は開ける』

試合後の選手たちのインタビューを聞いていても、

完全に『行ける!』『勝てる!』と選手全員の誰もが思っていたことがわかる。

この試合のために準備してきたあらゆることが、選手たちにその自信をもたらしている。

この誰も疑わない圧倒的な信じるチカラの強さが、今回の勝利をもたらしたと考えている。

規律正しさがチームに勝利をもたらす

ラグビーの試合では、よく『規律を守ることが大切』と言われている。

ルールを守ることはもちろん、局面ごとに変わるルールや、

チームとしての決めごと戦略を徹底しないといけない。

この規律が守れないことで、相手にペナルティーを与え、

それが得点に結びつき、勝利を逃すことにも繋がる。

いつでも冷静に規律を守って、辛抱強く我慢することで、

自分たちのペースをつくっていけるチームが勝利に近づく。

ここにラグビーのチームスポーツとしての特徴が表れている。

同じ会場で2年前にアイルランドと対戦した時には、

反則を重ねたこともあり28点もの大差をつけて敗れている。

今回の勝利は、

『どれだけ我慢強く試合ができるか』という規律を選手全員が徹底した結果と言える。

『戦略×規律』は日本人の御家芸

そもそもこの『規律』とは日本の御家芸と言える。

陸上の100Mでこれまでメダルを獲得したことはないものの、

男子4×100メートルのリレーでは、

徹底した規律が生み出す抜群のバトンワークで、

世界の強豪を相手に見事にメダルを獲得している。

 

今回のラグビーの歴史的な勝利は、

相手チームを徹底して分析して考え抜かれた『戦略』と、

それを選手全員が何も疑わずに徹底した『規律』にある。

 

個人なら別だが、チームや組織として結果を出すためには、

この『規律』という力は不可欠と言える。

『規律』とは、もともと日本人の気質にあっている能力。

その能力を開花させることで、想像以上の力を発揮することができる。

 

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この記事を書いた人

金村 秀一

金村 秀一

100年塾塾長・社長コンサルタント

社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。