金村
成功している社長に共通している考え方があります。それはとてもシンプルかつ基本的なことばかり。それをいかに忠実に繰り返し徹底できるかで、事業の成果は決まるものです。
成功している人に共通する5つの考え方
ビジネスを立ち上げて成果を出した、成果を出し続けている起業家・経営者たちには共通する考え方があります。
それは、仕事でも、ライフスタイルでも、成功するための普遍的な法則かもしれません。
この考え方を身につけておくことで、目標が達成できたり、夢が現実になったり、人生のクオリティーが格段に上がります。
そんな成功し続けている人に共通する、5つの考え方をお伝えします。
【1】シンプルに考える
『物事を複雑に捉えず、シンプルに考えることだ。これはとても重要な要素だ』と彼らは言っています。
バカな人は単純なことを複雑に考える。普通の人は、複雑なことを複雑に考える。賢い人は、複雑なことを単純に考える。稲盛和夫(京セラ・KDDI創業者)
ビジネスは簡単だ。それを難しく考えようとする人は、何をやってもモノにならない。ジャック・ウェルチ(元GE最高経営責任者)
僕の理想は、シンプルに、こだわらず、考えない経営です。複雑に考えず常に基本に返る。堀江貴文(元ライブドア社長)
【2】とにかくまずやってみる
彼らは『失敗して当然。まずはやってみることが何より大切だ。』という考え方で行動しています。
良いアイデアを持っているだけでは、何もしていないのと同じです。
どれだけ良いアイデアがあっても、実行しなければ成功もしないし、失敗もしない。それは時間の無駄でしかない。柳井正(ファーストリテイリング社長)
できない理由をちう上手に探すのではなく、とりあえず走り出してみる。走りながら修正する。ここぞと思った時は、徹底してベストの結果を出す。原田泳幸(元マクドナルドホールディングスCEO)
できない理由を並べ立てる人がいる。これでは新しい事業を達成することはできない。稲盛和夫(京セラ・KDDI創業者)
【3】失敗を恐れない
成功の裏には数多くの失敗があります。
大切なことは失敗を恐れないこと。
恐るべきは失敗を恐れたために、成功するチャンスを逃すことです。
僕は成功の10倍、失敗している。原田泳幸(元マクドナルドホールディングスCEO)
成功するために失敗は必要なのです。むしろできるだけ早く、失敗するほうがいい。小さな失敗を積み重ねることによって、成功が見えてきます。柳井正(ファーストリテイリング社長)
上手くいかなくてもやったことは、全部将来の自分のプラスになります。孫正義(ソフトバンク社長)
【4】1日1日の積み重ねを大切にする
1日1日を一生懸命に生きる。
そして失敗をしたならば改善をし、それを次に生かしていく。
その積み重ねが1年後、3年後、10年後の自分を創り出すのです。
今、この1秒の集積が1日となり、その1日の積み重ねが1週間、1ヶ月、1年となって、気がついたら、あれほど高く、手の届かないように見えた山頂に立っていたというのが、私たちの人生のありようなのです。稲盛和夫(京セラ・KDDI創業者)
商売はスポーツと同じ。1枚1枚積み重ねてやっていくということが、一番大切なんではないかと思います。柳井正(ファーストリテイリング社長)
世の中は天才ばかりではない。けれども、改善は誰にでもできる。そして、日々改善を続けていけば、どんな巨大な目標だっていつかは達成できる。つまり、改善は凡人を天才にする方法なのだ。三木谷浩史(楽天社長)
【5】基本を大切にする
整理整頓ひとつとっても、乱雑な環境では、モノを探すだけでもロスタイムを引き起こします。
基本の大切さは、ビジネスの成功者の多くが語っています。
一流企業と三流企業との差は製品の差ではなく、”社員の品質”の差です。それは環境整備(整理・整頓・清潔・作法・躾)が、基本に忠実にできているか否かによる。永守重信(日本電産社長)
汚い水の中では良い魚は育たないと同様に、汚い工場からは決して品質の良い製品は生まれない。同様に、雑然としたオフィスでは、スピーディーかつ効率的な事務処理はできない。永守重信(日本電産社長)
僕がいつも言っていることは、基本に忠実になれということです。基本に忠実なんて言うと嫌な顔をする人が多いかもしれません。なんだそんなことかと。しかし、これはとても大事なことなのです。多くの人は基本に忠実にやらないで失敗するのです。堀江貴文(元ライブドア社長)
シンプルかつスピーディーを徹底する
【1】シンプルに考える
【2】とにかくまずやってみる
【3】失敗を恐れない
【4】1日1日の積み重ねを大切にする
【5】基本を大切にする
成功し続けている人の考え方とはとてもシンプルであり基本に忠実なものです。
ビジネスにも、人生にも、漫画のような必殺技はありません。
今、目の前にある一見地味に見える微差の積み重ねが、のちに誰も追いつくことができないほどの派手な大差を生むのです。