”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
◯◯で仕事のやり方・考え方を身につける【2】
昨日に引き続き環境整備を通して
社員が身につけることのできる
仕事のやり方と考え方を紹介します。
ポイントは次の3つです。
1日1テーマで解説していきます。
①戦略と戦術の理解と体験をさせる
②PDCAサイクルを体験させる
③『守破離』の『守』を体験させる
今日は②の
『PDCAサイクルを体験させる』
を解説していきます。
PDCAサイクルを
理解していない社員は多くいます。
そこで環境整備の際に
作業計画表を作成し(PLAN)、
毎日15分間環境整備を行い(DO)、
月に1回定期的な
環境整備点検を行い(CHECK)、
点検中に気づいた点を改善する(ACTION)。
環境整備を実施するだけで
実はPDCAサイクルが
体験できているのです。
そして、また翌日から
この環境整備のサイクルを
毎日回していることになります。
実際、現場の社員にPDCAを説明しても
実行されることは難しく、
知り合いの社長からもどうしたらいいか、
よく相談されます。
難しい理由のひとつは、
考えて理解してからやろうと
していることにあります。
私の会社でも数年前までは
同じような状況でした。
では、現在はどうしているかというと、
『日頃、
何も考えずにやっている環境整備で、
実は全てやっていることだよ』と
環境整備で実行していることにあてはめて
PDCAサイクルを説明するだけです。
社員たちは、考える前に
すでに体験しているので、
『理解=知識×体験』の方程式通り、
言葉で説明するだけで、
理解することができるのです。
考えてから行動するのではありません。
行動してから考える、
行動しながら考えるのです。
このように、
仕事をどのような手順でまわせば、
効率よく業務を行えるかという
PDCAサイクルの考え方が
環境整備には含まれています。
行動してから考える。
行動しながら考える。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 シンプル 】
あれもこれもではなく、
不必要な計画を削ぎ落とし、
行動を絞り込み、単純にする。
そして、このサイクルを
繰り返し続けることです。