【まとめ】30週間のランニングプロジェクトを終えて

金村
30週間の『体質改善プロジェクト』が終了しました。無謀とも言えるプロジェクト。最終的にどのような結果になったのか、色々な観点からまとめてみました。

プロジェクトのきっかけ

富士山マラソン’17まで1ヶ月を切ったころにはじまった。当初は体重調整が上手くいっていないこともあり、毎年6月に開催される千歳マラソン’18に向けての体重を落としていくことが目的だった。

その時にちょうど読んでいた本『世界一やせる走り方』(中野ジェームズ修一・サンマーク出版)に書かれていることを実践して検証することになった。

検証内容

ターゲットは次の大会である6月の千歳マラソン。それまでの7ヶ月の間に13.5Kgの体脂肪を落とすこと。そのためには1ヶ月で12,240kcal、1週間で3,060kcalを走って消費するという内容だ。

上記数字の算出方法は、7ヶ月で13.5Kg落としたい場合、1ヶ月で約1.93Kgの体脂肪を落とす計算になる。
1ヶ月で1,930g×7.2kcal=13,510kcalを消費。
1週間で13,510kcal÷4=3,377kcalを消費。
自分の体重が92Kgの場合、3,377kcal÷92Kg=36.707㎞。1週間に約37㎞走ると、7ヶ月で13.5Kg減量のプランが立つ。

この結果、毎週37㎞を走ることを7ヶ月間続けてみることになった。進捗情報も毎週日曜日に進捗をブログにアップする。これを2018年6月3日(日)の千歳マラソンまで続ける。

走行距離推移

このプロジェクトで実際に走った走行距離の推移は以下の通り。

2017年11月 → 回数:12ラン 距離:163.3㎞ ペース:6′17″
2017年12月 → 回数:14ラン 距離:164.6㎞ ペース:5′57″
2018年1月 → 回数:10ラン 距離:119.0㎞ ペース:5′47″
2018年2月 → 回数: 9ラン 距離:100.7㎞ ペース:5′52″
2018年3月 → 回数:11ラン 距離:128.7㎞ ペース:5′29″
2018年4月 → 回数:12ラン 距離:139.4㎞ ペース:5′27″
2018年5月 → 回数:17ラン 距離:197.4㎞ ペース:6′04″

総走行距離:1,120.4㎞

30週間での総走行距離は1,120.4㎞。そう言われても全然ピンとこない。そこでGoogleマップで調べてみた。

北に向かったとすると、東京駅から札幌駅までで1,044㎞。

南に向かったとすると、東京駅から福岡ヤフオクドームまでで1,075㎞。

こう考えてみると『継続は力なり』とはよく聞きますが、これだけの距離を走ることができた自分のカラダを褒めてあげたいのと、コツコツ積み上げることの凄さを改めて感じる。

通算成績:30戦23勝7敗

30週間のプロジェクトの通算成績は、
30戦23勝7敗。

途中の13週目にフォームをミッドフット走法からフォアフット走法に変更したこでふくらはぎを痛めまさかの0㎞。この時の激痛は思い出したくないレベル。走りはじめて2㎞地点で練習を中止したが、帰りの2㎞がとてつもなく遠く感じたことを覚えている。

上記以外は大きな怪我もなく、雪や雨などの天候や出張で練習計画が崩れ負け数を刻んだが、30週間という長丁場をやり切ったことは振り返っても良い想い出になっている。

目標達成

当初の目標であった減量は、13.5kg減に対して5.0kg減の未達成で終了した。

未達成の主な原因として考えられているのは、①食事制限をしなかったこと②筋トレを併用しなかったことが考えられる。

①の食事制限については、極度な糖質制限や禁酒などは仕事への影響なども考えて一切しなかった。振り返ると、夜の食事の部分だけでも量とバランスを意識したらもう少し減量できているだろう。

②筋トレに関しては、『この体重だから″食う・寝る・走る″で落ちるはずだ!』という仮説を実践してみた結果だ。ここに関しては少し後悔がある。室内で自重トレーニングで十分なので、メニューを組んで計画的に取り組めば減量の効果は期待できだろう。

目的達成

減量という目標は未達に終わったが、体質改善という目的は達成することができた。

一番大きな成果は、高血圧の薬を飲まないで良いと言われたこと。2年ほど前から人間ドックの結果などもあり、高血圧の薬を常用していた。薬がなくなるタイミングで通院もしている状態だった。一番ひどい時には血圧の上が178だったこともある。

それがこのプロジェクトを開始して半分ぐらいが経過した頃には、かかりつけの先生から『これだったら薬やめてもいいね』と言われる。不安に思ったので、セカンドオピニオンも2カ所聞きにいったが、そこでも先生方から薬は必要ないと言われて、高血圧を克服することができた。

そしてもうひとつは、体のサイズが変わったこと。内臓脂肪がかなり減ったからだろうか。それとも、皮下脂肪が徐々に燃焼した結果だろうか。お腹のベルトはもちろん、腕時計のベルトもプロジェクト前と2穴違う。いつも一緒にいる妻からも『痩せたね』と言われた時にはじめて実感した。

プロジェクトをやりきって思うこと

はじめた当初から無謀なプロジェクトだと思ってスタートした。『1週間で37㎞走りましょう!』と言われて『はい!頑張ります!』と言う人は誰もいないだろう。でも、この無謀なプロジェクトをやり切った今、やり切れた理由を考えてみた。

ひとつはApple Watch3をはじめとしたマラソンツールのおかげだ。ただ、走るだけであればこのプロジェクトはやりきることはできなかった。Apple Watch3をつけて走ることで、前回のランから自分がどのように進化しているか、ペースやスピード、心拍数などを比較することで、自分の成長を楽しめたことが大きいだろう。

さらに、『計測は改善する』と言う言葉の通り、全てが数字で計測されているので、どうしたらもっと軽く、楽に、早く走ることができるだろうなど、『もっと上手くなりたい!』と言う気持ちが、このプロジェクトを支えてくれたと思っている。

もうひとつの理由は、仲間の社長たちと一緒に6月の千歳マラソンを走るというゴールがあったから続けることができた。30週間の練習は一人であったとしても、それを、見て応援してくれる人がいる。そして、その社長たちと北海道の千歳で一緒に走ることができること。これを何よりも楽しみにしていたからだろう。

ひとりで孤独にやるのではなく、仲間と一緒に挑戦することで、今回の無謀なプロジェクトもやり遂げることができた。さらにそれを繋ぐ道具(FacebookやApple Watchなど)があることで、継続性をさらに増すことができた。この2つの存在には、本当に感謝している。ありがとうございます。

最後に

今回のプロジェクトを誰かに勧めるかと言われたら、絶対に勧めません!(笑)

でも30週間という長い月日のプロジェクトだったこともり、息が白くなることで冬の気配を感じ、雪の上を走ることで冬の厳しさを知り、桜でコースがピンクに染まることで春を感じるなど、同じコースを走っていたことで肌で季節の移り変わりを感じることができた。

それを感じるたびに『生きてるなぁ』という想いがあった。さらに最長2時間ほどになるこれほどの時間を確保できることに『幸せ』を感じていた。目的は体質改善でスタートしたプロジェクトだが、30週間走り抜いてわかったことは、心も健康になれたことだ。

カラダとココロの健康を手に入れられたこと。これがこのプロジェクトの一番のなによりの収穫だった。

影ながらご声援頂きましたみなさん、応援ありがとうございました!

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。