改善活動の初期段階は2つの壁を取り払うことからはじまる

「生産性アップのために業務改善をしよう!」

といざ社長が動き出しても、なかなか成果に結びつくような改善活動には結びつず、生産性が上がらない職場が多くあります。

そんな職場環境には、2つのそもそもが存在します。

そもそも、社長からある日突然「生産性を上げるぞ!」と急に言われたところで、社員は情報が少なすぎて何が何だかわからない。

社長は社外に勉強をしにいって、または、外部の人からのアドバイスなどでそのような経緯に至ることが多いのですが、見ても聞いてもない社員にとっては、社長がやることはいつも「急」なことが多い。

社長は生産性を上げるためには何をすればいいのか、生産性が上がると社内がどのように変わるかをすでに知っています。

しかし、社員は、今回の取り組みをすることで未来の社内がどのように変わるかがわからないため、思い切って取り組むことができないのです。

そして、そもそも、ムダに気づけないという風土が社内にあります。

人は気づいたことしか変えられません。ですから、ムダに気づくことができなければ、生産性を高める以前の問題となります。

気づけない人を気づけるようにしようと、社内だけで解決しようとすると、かなりの労力が必要であり、その労力に見合った成果がなかなか出ません。

小さな会社は社員が少ないために、社内での刺激が少ない環境とも言えます。でも、その環境をこれから先に急に変えることは難しいものです。

このような2つのそもそもをクリアして、はじめて社員たち自らの手で生産性を高めるための2%の改善が行われます。

この2つのそもそもを解決するための一番オススメの方法は、他社への「ベンチマーキング」です。

ベンチマーキングとは、優れたある業務や改革などが上手くいっている会社に見学しに行き、良い部分を真似て自社に導入することです。

社内に環境がなければ、社外の環境を活用することでその問題は解消できます。

「ベンチマーキングに行く会社のメリットはわかるが、来てもらう会社のメリットはあるのか?」

私の会社でも定期的に会社見学会を開催していることもあり、このような質問をよく受けます。

そんな時は私はこのように回答しています。

「ベンチマーキングに来てもらった会社の方が実はメリットは大きいんです。お客様が来社されることで、社員たちは良いところを見せたいと思います。そのために、整っている会社をさらに整えます。挨拶などの礼儀も基準値に戻ります。定期的に見てもらえればもらえるほど、会社のレベルが上がります。」

このように見られる会社の効果も大きいので、私が主宰する成功し続ける社長のための経営塾『100年塾』では、偶数月にTTP(徹底的にパクるの頭文字)ツアーズを開催しているほどです。

ですからベンチマーキングをお願いして、お伺いするということは決して失礼には当たりません。

社外へのベンチマーキングを通じて、社長だけが知っている、改善が進み生産性が上がった未来の会社の姿を社員も知ることができ、さらに、社内では気づかなかったムダを他社をみることで強制的に気づくことがでるのです。

ベンチマーキング自体も、生産性を向上させるための立派な仕組みです。実際に私の会社では、年間最低8社社員と一緒に見学しています。

この結果、社員が気づきの感性が養われ改善を進める文化がしっかりと根付き、強い会社を作る土台となってくれています。

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