先日神奈川で幹部養成塾第5期が開催されました。
幹部養成塾とは、
全国の塾生企業の幹部社員または幹部候補社員が参加をして、
社長と社員の仕事の違いや強い会社をつくるために
やらなくてはいけないことなどを合宿形式で学ぶ場所。
幹部塾のカリキュラムのひとつに托鉢(ゴミ拾い)があります。
恒例の早朝托鉢を今回も参加者と一緒に行いました。
スタートして間もなくすると、
懐かしくもあるが、不思議な光景を目にする。
プルタブが木の根に絡まって、放置されてました。
近くにいた若い参加者何人かに『これ面白い!』と話をしてみると、
『これって何ですか?』と言われる。
時代の流れを感じた。。。
確かに、平成生まれの若い人は知らないのかもしれない。
1980年代後半から徐々に今の様式に変化していった。
飲みのものを飲むときに出るこのプルタブのポイ捨てによって、
野生動物や放牧された家畜などが飲み込んだり、
海水浴で砂浜にすれられ足を切ったり、
捨て場所に困ったプルタブを缶の中に入れ、
そのまま飲み物と一緒に飲んでしまったり(誤飲)。
このようなことが日本だけではなく、
アメリカやその他でも多く起こったために
今の形式に変わったと言われている。
業界の動向を変えるほどの大きな変化も、
その前兆はこのような小さな要因によって動かされている。
経営でも同じことが言える。
日常業務の中で感じた小さな疑問が、
大きな変化に繋がっていくことが多くある。
ウィルウェイの経営計画書にはこのように書かれている。
”変化はわが社の都合を待ってくれない”
”変化はわが社の都合を置いていく”
安定とは、
激しい変化がなく、物事が落ち着いた状態にあること
と辞書には載っている。
経営においては、実際にどうだろうか?
そもそも不安定は決して悪いことではない。
自然の摂理であり、当然のサイクルなのです。
雲が横並びに一列に並びながら空に浮かんでいますか?
浜辺に押し寄せる波は同じリズム、同じ高さですか?
そうなんです。
もともと不安定こそが自然であり、普通なのです。
それを私たち人間の勝手な考えで、
変わらないことが安定と思い込んでいるだけです。
もしも、新入社員で入社した時から給料が変わらなかったら。。。
もしも、小学生から身長が変わらなかったら。。。
もしも、中学生から思考レベルが変わらなかったら。。。
どれをとっても嫌ですよね。
だから本当は変わること、
変わり続けることが一番安定するのです。
ただ単に変化に対して面倒くさいという
アレルギーを感じているだけなのです。
この変化の激しい時代は、
お客様の要望に合わせてコロコロ変えることを誇りとすることです。
朝令暮改を当たり前と考えることです。
人は、変化することで成長する動物です。
そして、成長し続けることで成功することができる。
成功したいと思っている人は、変化をしていく必要があります。
変化するとは動くことです。
知識や知恵は借りることはできても、
行動やそれから得られる素晴らしい経験は借りることはできません。
変化することを楽しみ、行動することを楽しむこと。
成功し続けるための原理原則は、意外とシンプルなものです。