成果が上がる社員教育とは?|教育が社内に浸透した時に初めて大きな成果となる

昨日、一昨日は幹部養成塾の合宿でした。参加者は総勢11名。北は北海道から南は広島まで。年齢も20歳から社長夫人まで性別もバラバラです。
このような研修でよく起こることは参加者たちがバラバラ過ぎて、講義内容が通じないことがあります。その結果、参加者の気づきも減り、結局、研修の成果が乏しくなります。
私の会社でも、社員を社外研修に多く出してきたので社外研修の良い点と悪い点をしっかり分析して各種プログラムをつくっています。
100年塾の幹部養成塾は、これだけバラバラの参加者でも、なぜ、これだけの濃い内容と大量の気づきを習得することができるのか?それにはきちんと理由があります。
幹部養成塾に参加している社員の社長は、必ず100年塾に参加しています。そこで、経営計画書・環境整備をはじめ共通の道具、言葉、価値観を社長自らがまずは学びます。
それを社内に持ち帰って、社長が先頭に立って実践しています。もちろん、最初は社員の抵抗にもあいます。これは想定内の出来事です(笑)その抵抗にどのように対応するかもきちんと会社別にアドバイスしています。
それでも諦めずに、社長が先頭に立って実践し続ける。その結果、社長のそばにいる幹部社員は、社長の言葉や行動が変わってきたことを肌で感じているのです。
このような期間(僕はこの期間を”熟成期間”と呼んでます)をプロセスとして組み込むことでこの”熟成期間”が幹部社員にとっては心の準備期間として作用します。これはとても重要なプロセスなのです。
どの会社でも社長の戦略と社員の実行力がなかなか結びつかないのは、社長が一人だけで勉強をして、会社ですぐに、急に、実行するから社員の抵抗にあい上手くいかないのです。
このような心の準備期間のプロセスを体験した幹部社員が幹部養成塾に参加してます。幹部養成塾で教えていることは、100年塾で社長に教えていることを幹部社員に分かりやすく噛み砕いて教えています。ですから、幹部養成塾で聞くことはすでに熟成期間で聞いたことがあることばかりなのです。
『身内の評価は低い』ですから、社長が言ったことはなかなか社員には響きません。
しかし、参加した幹部塾で、講師から全く同じことを言われることではじめて自分の中に腹落ちするのです。これを私は”浸透”と呼んでいます。
社員数30人以下の小さな会社は、たくさんのことをやり過ぎて上手くいっていないケースが多い。そうではなく、やらないことを決めて、やることにフォーカスして全社で取り組むことで想像を超える結果とお客様からの支持を得られるのです。
ですから、社長だけが勉強していてはダメなのです。社長が勉強したことと同じことを社員にもしっかりと学び、”浸透”させる。その結果、考え方・価値観が同じ方向を向きお客様の期待を超えることができる。
会社を変えることは、そんなに甘くはありませんが、それほど難しいわけでもありません。足並みを揃えられる環境さえ手にはいれば、あとは社長も社員も成長していくものです。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。