11年目のイベントが無事に終了
先週は第54回目のTTPツアーズが無事に終了しました。
このTTPツアーズはおかげさまで11年目を迎えるイベントです。
環境整備や社内の仕組みが上手くいっている会社に訪問をして、ベンチマーキングさせてもらうイベントです。
長い歴史があるものですから、運営サイドにもたくさんのノウハウがあります。
それを、マニュアルやチェックリストにすることで、若手社員にもシンプルに継承することができています。
卒業式の素晴らしい運営
今週、もう1つ大きなイベントがありました。それは娘の卒業式。
中高一貫校だったため、6年間通った学校の卒業式ということもあり、想いもひとしおでした。
1部の式典から、2部の謝恩会まで、しっかり参加して、娘のその姿を目に焼きつけていました。
経営がとても素晴らしい学校で、段取りや仕組みにいつも感心します。
今回も第1部の式典は、ぴったり時間にはじまり、予定通りの時間にぴったり終わる。
アタリマエのようですが、全てにおいての段取りと準備の成果です。
例年同じことを繰り返し上手くなっている
TTPツアーズも卒業式も、例年同じ時期に同じことを繰り返している行事です。
TTPツアーズは年間6回。卒業式は3月に1回。
これを毎年繰り返しながら改善をしていくことで、運営が上手く磨かれていきます。
そして、参加している人から見て、素晴らしいと言ってもらえる時と場所ができあがっています。
緩やかなバージョンアップが価値になる
仕事の90%は昨年と同じことを繰り返しています。
ということは、昨年実施した内容を緩やかにバージョンアップし続けて、マニュアル(M)やチェックリスト(C)、テンプレート(T)として次に活用することで、次回開催を確実に良くすることができます。
小さな会社では、このMCTがそもそも会社にないことが多く、そのために活用したくてもできません。
まずは、社長が、MCTの強化と徹底を決定することで、年々仕事の速度は早まり、さらに質も向上していきます。
『型』の上にはじめて『個性』の花が咲く
MCTのような、『型』ができることで、仕事の質もスピードも確実に向上します。
人は、自分が経験したことがない仕事をするときには、これまで経験したことがある人から学ぶ(真似る)ことで、一定の高い成果をあげることができます。
このことを『巨人の肩に乗る』と言い、先人たちの知恵や経験を最大限に活かすという意味があります。
仕事は『巨人の肩に乗る』ことで、確実に早く、大きく、成果をあげることができます。
そして、会社経営では、これまで会社を支えてくれた、先人たちの知恵や経験が集約されているものが『型』であり、MCTなのです。
『個性は型の上に咲く。型のない個性は”カタナシ”と呼ぶ』