システムが業務改善するのではなく、社内環境が業務改革を加速させる

金村
今日は社員と一緒に導入を検討しているクラウドシステムの勉強会に参加。今ある社内環境に幸せを感じる時間となった。

時代はスピードを上げて確実に変わっている

2時間半の勉強会だったが、内容は想定していたこと以上の内容だった。これまで使っていたシステムの乗り換え程度で考えていたが、このクラウドシステムを使うことでバックオフィスの生産性がさらにアップすることが目に見える。さらに業績という結果にも寄与するだろうと考えている。

これほど会社への貢献が見込まれるシステムが、少額の月額料金で使用できることに驚いた。『クラウドシステムとはそういうものだ』と言ってしまえばそうなのだが、時代の変化を今回の勉強会から体感した。昔であれば、初期導入費として数百万円、さらにメンテナンスサポートとして月額費用も発生していたはずだ。

AIはいきなりは現れない

『AI時代が来る』ことは避けることができない。ただ、AIがいきなり目の前に現れることはない。AIも日々進歩しながら、今と比べると未来に革命を起こすだけのこと。同じように、僕たち人間も変化を受け入れ、新しいことに挑戦し続けることで、未来の働き方を改革することができると社員に話をしている。

OSのアップデートが成功の鍵を握る

新しいシステムなどを社内に導入するときに社員から抵抗を受けることはよく聞く話。わが社も昔はよく抵抗されたものだ。そんな時代があったことを懐かしくさえ感じる。

社内で抵抗にあうことは、PCのOSとアプリの関係によく似ている。

時代の変化に合わせた最新のアプリをPCにインストールしようとしたけど、OSが古いためにアプリが正常に動作しない経験をしたことはあるはず。最新のアプリをいつでも導入できるようにするためには、OSも常にアップデートしておく必要ということ。

これと同じように、社内に新しいシステムや方針などを導入しようとすると、社内体制・社風(OS)がアップデートされていないために、導入できないという会社が世の中には多くある。日頃からこのOSをアップデートしておくことで、変化を受け入れることができるようになる。

社員たちが強く逞しくアップデートされている

昔は抵抗勢力が旗揚げされるほどの抵抗にあったわが社も、今では、全く抵抗されない。社員たちの本心はどうかはわからないが、新しいことを楽しんでいるのか、社長が言い出したらやめないことを知っているからか、言葉はもちろん、態度や表情に出す社員もいない。

今回のこの勉強会を申込んだのは私。だから、社員は何もわからない状態で参加している。勉強会の時間と場所を伝えただけだ。にも関わらず、『何の勉強会ですか?』『どんな内容ですか?』などの質問さえしてこない社員たちに逞しささえ感じた。

昔と比べた現在の社内環境に有り難いと思っている。そして、この環境を一緒に日々アップデートしてく社員たちにも感謝しかない。

環境整備はOSのアップデートに最適

常に変化を受け入れられる環境を整えるためには、誰にでもできる簡単なことからはじめると上手くいく。わが社では、『環境整備』こそが社内のOSのアップデートを常にしてくれている状態だ。

『環境整備』は誰にでもできることだ。ハードルをここまで下げることで、社員たちは嫌々はじめたことでも、自分が変化を受け入れ対応しているという小さな成功体験(ベイビーステップ)をすることができる。これらを繰り返し続けてきた結果、変化を恐れない、むしろ受け入れ楽しむ環境と仲間を手に入れることができた。

環境整備は小さな会社を再現性高く強くする

『ローマは一日にして成らず』

『環境整備こそが小さな会社を再現性高く強くする』ことが13年続けて来て、理解から確信に変わってきている。30代に環境整備に出会え学べたことは、私の経営人生の中で大きなターニングポイントとなっている。

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