
成功し続ける会社がしている意外なこと
潰れない、成功し続ける会社をつくるために、最も重要なことがあります。
意外かもしれませんが、それは『整理と整頓』です。
戦略とは『捨てること』
もともと整理には、このような意味があります。
無駄なもの、不要なものを処分すること。
これを経営に置き換えると、やらないことを決める『戦略』と言えます。
自社の強みが生きる事業を見つけたら、他を捨ててでも経営資源を集中させます。
この『捨てる決断』の訓練を毎日、繰り返しできるのが『モノの整理』つまり『環境整備』なのです。
戦術とは『整えること』
一方、整頓には、このような意味があります。
きちんとかたづけること。また、きちんとかたづくこと。整うこと。
モノがすぐに使いやすいように、置き場所を決め、数量を決めておきます。
経営に置き換えると『戦術』と言えます。
環境整備は強い社内体質に変える『訓練の場』
これまで売れていた商品の売れ行きが鈍化したところに、
新しい商品が売れ行き良好になったので、
売れない商品を捨てて、新商品の販売を強化すると決める。
これは『戦略』です。
そして、その新商品が効率よく売れるように、どこに置くかを考える。
これが『戦術』です。
この『整える戦術』の訓練を毎日、繰り返しできるのが『モノの整理』つまり『環境整備』なのです。
環境整備が社員の感性を磨き、成長させる
このように環境整備には、経営の基本がすべて詰まっています。
整頓が身についた社員は、自分の頭で『戦術』が考えられるようになります。
整理がきちんとできる幹部社員は、『戦略』がしっかり立てられるようになります。
このような些細な社員の動きを環境整備でチェックするだけでも、未来の人事に役立ちます。
このように『環境整備』はモノを整えるだけではなく、ヒトも育て、成長過程も教えてくれます。
これが、私が14年間毎日『環境整備』を徹底的に行っている理由です。