原田隆史さんの『一流の達成力』を読んだのでご紹介。
なぜ多くの人が目標を達成できないのか?
”それには
①どう行動すればいいか明確でない
①どう行動すればいいか明確でない
②目標を達成するのに適したツールがない
③目標が偏ってしまっている
という3つの要因がある。”
わが社が主催している社員数30人以下の会社の社長を対象とした
成功し続ける社長のための経営塾『100年塾』では、
各会社に合わせた経営計画書を作成するサポートをしている。
50年以上の歴史がある経営手法ではあるため、
計画までは本当によくできた内容で仕上がる。
その計画を実現するための実践課程でのツールを探していた。
大谷選手が使っていることは以前から知ってはいたが、
今回この本を手に取ったことで計画を実践するための
強力なツールに出会えた。
とても詳細にやり方が書かれているので、
この1冊を読むことで実践することが十分にできる内容になっている。
『実践思考』という考え方。
”実践思考とは、
その言葉を聞くと具体的な活動や行動、
その活動場面がイメージできる言葉のことを指す”
『実践思考』という言葉は収穫の1つ。
計画が計画倒れで終わることはよくある話。
それをどのようにしてチェックして修正を加えていくか。
計画が実現するかどうかの全てはこれにかかっている。
この本に書かれているオープンウインドウ64は、
この実践部分をしっかりと抑えている。
さらにその実践の中を『期日行動』と『ルーティン行動』にわけ、
両方のチェックシートがあるのも魅力的だ。
数字として具体的な行動内容を書き加えることもポイントの1つだ。
この実践力が充実していることこそが達成力をより確実に高めてくれる。
テーマバランスを重要視する。
”8つのマスに「心・技・体・生活」をバランスよく落とし込む。
私生活が充実すると、仕事も充実するようになります。”
この本の中では「心・技・体・生活」の
4つの要素を盛り込むことを勧めている。
これまでの私の個人的な計画の立て方といえば、
ビジュアル化したアファメーションを作成し、
『個人』『家庭』『会社』という3つの観点から
アファメーションを実現するために
何をやるべきかを落とし込んでいくもの。
このやり方だと社員教育や社長個人の計画であれば十分かもしれないが、
会社として、チームとして、団体としての目標達成と考えると
行き詰まりを感じていた。
それと比べても、この本に書かれている内容は
個人的なプランニングはもちろん、会社組織、社外組織でも
十分に成果を上げられる内容である。
そう思ったらすぐ行動!ということで、
別冊で発売されている「目標達成手帳」も買ってみた
磨かれた道具(ツール)が再現性を高める。
”目標を達成する力とは「技術」である。”
これまでに国内外の企業で350社、
7万人以上が受講しているだけあって、
とてもよく考え込まれたツールだと感じる。
だからこそ言える言葉である。
私自身、経営計画書と環境整備、そして、
斜めの関係という3つの道具を使って
小さな会社の業績アップをはじめ、
財務、社風・文化の面からも強かな会社をつくる
仕事をさせてもらっている。
道具(ツール)があることで再現性は高くなる。
なぜなら、日本人は義務教育をしっかり受けている。
だから、ある道具を渡されるとその道具は
何をすべきものなのかがもともと理解できている。
たとえば、箸を渡されて、穴を掘り始める人もいないし、
スコップを渡されて蕎麦を食べる人もいない。
このように経営塾にも様々な道具があるから
再現性高く会社を強くすることができている。
同様に著者もこのような深掘りと実績を繰り返したツールが
あるからこそ言える言葉だと強く感じた。
まとめ
夢を実現させるためにどのように計画を立て、
実践していくか、習慣化していくかが、論理的に書かれている。
この本に書かれている内容を実践することで
確実に達成力は上がるという確信がある。
それほど具体的なツールとなっているということ。
特に実践すべき計画を『期日行動』と『ルーティン行動』に
分けて落とし込んでいることはこの発想は今までなかった、
すぐに真似てみたい。
計画をすることは誰にでもできる。
それを実践して、結果はどうかをチェックすることが何より難しい。
PDCAサイクルで言えば、DCAをこのツールを使って、
継続的に行うことができることで、
夢に向かって一歩一歩進んでいくことだろう。
このオープンウインドウ64が気になっていただけに
発売と同時に読破できた満足感も高い。