昨日の帰り道に『アイカサ』という傘のシェアリングサービスに遭遇。いよいよ傘もシェアの時代。その敬意と仕組みを調べてみた。
『アイカサ』の存在を初めて知る
セブ島での海外視察でお世話になった社長との会食も終わり、翌日から出張のために自宅に戻る途中に、いつもと違う風景を感じる。
『なんだろう』と思って近づいてみると、
『傘のシェアリングサービス???』
ちょっと見ただけでは仕組みがわからない。
でも、なんだか新しい風を感じる。
なので、早速調べてみた。
日本No.1の傘シェアリングサービス『アイカサ』
『アイカサ』は傘のシェリングエコノミーサービス。
ユーザーはLINEアプリから専用の傘が設置されている『アイカサスポット』を探して、QRコードを読み取り傘のロックを解除するという仕組み。
借りた傘は、どこのアイカサスポットに返却することができる。
僕の会社の上野駅周辺だけを調べても、すでにこれだけのアイカサスポットがある。
料金は1日何回借りてもたった70円。
1ヶ月上限金額は420円のため、6日以上使った場合もそれ以上は課金されない。
決済はクレジットカードまたはLINEPAYで行う。
着実な成長をみせる『アイカサ』
登録ユーザーは20,000人を突破
2018年の12月に正式リリースされた『アイカサ』。
当初は渋谷の50ヵ所からスタートしたアイカサスポットは、現在200箇所を突破。
設置している傘の本数も4,000本に増え、登録ユーザーに至っては20,000人を超えている。
コンビニはローソンから
コンビニは、都内になるローソンからスタート。
社長の丸川氏は『日本では、年間8,000万本のビニール傘が消費されていて、それをリプレイスしていきたい』と話をしている。
福岡でも展開を開始
5月には福岡市やLINEFukuokaと協力して福岡に上陸。
福岡市営地下鉄天神駅や西鉄福岡駅、キャナルシティ博多など約50ヵ所のスポットに1,000本の傘が設置された。
都内の駅への設置は上野駅から
そして6月からは上野でもアイカサが本格的にスタートしている。
JR上野駅・御徒町駅に加え京成上野駅や東京国立博物館、東京都美術館、アトレ上野店、松坂屋など約50ヵ所が追加される。
福岡で先行してはじまった駅への設置も、都内では今回の上野エリアが初めての試み。
これが広がれば毎日のように電車移動するビジネスマンや学生などにとっても、より使い勝手がよくなる見込み。
乗車駅と降車駅の双方に、アイカサスポットがあれば、電車内に濡れた傘を持ち込まずに済む日も来る。
『JRでは、全グループで推定数千万本の傘を毎年処分しているという。忘れた傘をわざわざ取りに行く人もいないので、一定の処分コストがかかっている。「移動を便利にすることで都市を快適にする」というお互いの考え方にもフィットして今回の業務提携に至った』
まとめ
昨日実物を見たときにも新しい風を感じたが、詳細を調べれば調べるほど、その風は確かなものに感じた。
これからますます増えるであろう『アイカサスポット』。
街中の傘のシェアをとることで、広告や次の事業もはじまるだろう。
『今あるアタリマエのものを、新しい発送でリプレイスする』
これだけ早い時代の変化の中を生き残るためにも、社長に欠かせない考え方です。