来期の戦略策定のための貴重な3日間
100年塾は、第2講からは2泊3日の熱海での山籠り合宿が行われます。
会社ではまとまった時間が取れないため、3日間というまとまった時間仕事から離れ、来期の計画と戦略を新たに練ります。
ビジネスモデルをシフトさせる
まずはビジネスモデルエクササイズ。
自社の現状のビジネスモデルを俯瞰して、高収益企業になるためにビジネスをシフトさせます。
ビジネスを大きくチェンジさせるとリスクが高まるので、小さくシフトさせることを繰り返して行きます。
自社のビジネスモデルが完成したら、参加者全員の前でのプレゼンです。
自分の頭の中を整頓する時間でもあり、他の社長から知恵を借りる時間でもあります。
地域も業界も違う人からの知恵の提供は、革新に繋がることが多くあります。
社長自身の特性を再確認する
エマジェネティックス(EG)を使って、社長自身の思考特性と行動特性を再確認します。
社長も社員も、自分の特性を理解し、活かしながら事業を進めることで、より大きな成果が見込めます。
たくさんの事例を説明しながら、笑いが絶えない講義の時間となりました。
懇親会でも経営談義は続く
懇親会の時間までは、講義がずっと続くこともあり、毎回懇親会は大いに盛り上がります。
自分の色がEGでわかったこともあって、話題に拍車がかかります。
懇親会後の『塾長との部屋飲み』では、社員旅行で訪れた台湾で購入した茶器を使って、お茶が振る舞われました。
社長たちは、『お茶よりもお酒』だったようで、部屋飲みでも経営談義は続きます。
孫子の兵法【実践編】
孫子の兵法にある、『彼を知り、己を知れば、百戦危うからず』。
これを具体的に実践できている会社は、圧倒的に少ないのが現状です。
丸1日使って、マーケット分析と自社分析を深掘りしていきます。
身近なものを使って分析ができることを知って、『こりゃすごい!』という声が聞こえてきました。
中小企業は、この2つの分析が圧倒的にできていないために、実際に事業を開始して苦労することが多いのです。
1日の最後には、20秒間のエレベーターピッチを使って、自社の魅力と強みを伝える動画撮影。
20秒間とは、おおよそ100〜125文字。
実践してみることで、これまでは自社の強みが全くお客様に伝わっていなかったことが再確認できました。
ランチェスター弱者の戦略【実践編】
最終日は、ランチェスター弱者の戦略を実践まで落とし込んでいきます。
中小企業は、データが足りないこともあり、ランチェスターは知ってはいるものの、実際の経営まで落とし込めている会社はとても少ない戦略です。
その弱者の戦略を、シンプルに、実践的にして、自社の経営戦略にまで落とし込みます。
まずは、理解を深めるために、チームに分かれての経営戦略会議。
どうやってライバルからシェアを弱者の戦略を使って取っていくかの戦略・道すじを決定します。
戦略は答えが1つではないから難しく、戦略のミスは戦術ではカバーできないからこそ、慎重さが必要です。
どのチームも『どうするべきか』必死に知恵と意見を出し合いながら、ナンバー1への戦略づくりをします。
チーム戦が終了したら、最後は自社の現状に弱者の戦略を落とし込みます。
『ここまで実践的にランチェスターを落とし込めたのは初めてです』
という声をアンケートでいただきました。
100年塾が『実践的経営塾』と呼ばれる理由はそこにあります。
まとめ
経営とは、理論や理屈では何も変わりません。
いかに決定と実行のサイクルを早く、数多く回すかが試されています。
ですから、どんなに素晴らしい理論や法則を学んでも、実践に落とし込めなければ意味がありません。
100年塾は、そこにこだわり、成果に直結するための戦略を実践に落とし込めることが最大の強みの1つです。
来月からの第3講の経営計画書づくりに弾みがついた第2講となりました。
また、来月、熱海でお会いできること楽しみにしています。
ありがとうございました!