”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
◯◯で仕事のやり方・考え方を身につける【3】
昨日に引き続き環境整備を通して
社員が身につけることのできる
仕事のやり方と考え方を紹介します。
ポイントは次の3つです。
1日1テーマで解説していきます。
①戦略と戦術の理解と体験をさせる
②PDCAサイクルを体験させる
③『守破離』の『守』を体験させる
今日は最後③の
『『守破離』の『守』を体験させる』
を解説していきます。
環境整備を社内に導入した時に
『単なる掃除ですよね』
と言った社員がいます。
その社員は、日頃から
『環境整備=掃除』
と思っていました。
つまり、
気づきの感性を日々養うことを
していなかったため、
他社にベンチマーキングに行った際に、
その会社の良い部分や改善事例などに
気づくことができませんでした。
たとえば、
机と椅子を15分間環境整備する場合は、
通常の掃除であれば
見える部分だけ拭けば終了です。
しかし、環境整備では
15分間やり続けないといけません。
すると、椅子をひっくり返して
ローラーの部分を綺麗にしたり、
椅子の裏を見ることで、
外れているネジに気づいたり、
あるいは椅子の構造などに
気づくことができるのです。
掃除とは、
『気づいたところを綺麗にする』こと。
環境整備とは、
『綺麗にしながら気づきの感性を養う』こと。
これが掃除と環境整備の大きな違いです。
このように謙虚な姿勢で
毎日15分間の環境整備を続けることで
社員の感性が磨かれ、
ベンチマーキングなどで、
より多くの気づきを得られる結果となります。
日々の環境整備を社員教育と考え、
学びの4ステップの
無意識でできるようになるまで
訓練し続けます。
もちろん途中で断念する社員もいます。
その時は、学びの4ステップの
どの段階にいるかを一緒に話し合い、
そして、アドバイスをすることで
守破離の守の難しさと重要性を
体験と知識によって理解させます。
ウィルウェイでは社員教育の基礎として
環境整備は欠かすことができません。
目に見えるモノの環境整備をすることで、
目に見えない共通の価値観を持つことができ、
ヒトも整い始めました。
そして今は、成長した社員たちと
日々『コトの環境整備』に取り組むことで、
不安定なお客様の心に気づき、それを満たし、
お客様になくてはならない会社になるための
活動ができています。
組織の再建の基礎として、
『時を守り、場を清め、礼を正す』という
3つの大人のしつけを、
まずは徹底することです。
掃除と環境整備は似て非なり。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 修行 】
『形』から入って『心』に至る。
『形』ができれば、
あとは自然と『心』がついてくる。
毎日毎日飽きずにやることで大切です。