PDCAのCAの回数アップで、 Pの精度に磨きがかかる

10/52WEEKSが終了。

2018年が1/5終了したことになる。今年になってからWeeklyで各種進捗を振り返るようにしてから、リカバリーが早くなっていることに気づく。昨年末に立てた今期の各種計画が順調に進んでいるのも、このCA(チェックとアクション)の繰り返しによるものが大きい。

そもそも、年に1回よりも、四半期の4回。4回よりも毎月の12回。CAのペースは細かければ細かいほど、リカバリーしやすいこともあり、今期から12回よりも多い週次(Weekly)の52回にした。

CAをするときに欠かせない重要なものがP(計画)だ。当たり前のように話をしているかもしれないが、社員数の少ない小さな会社にはこの計画があるようで実は無い。あったとしても、昨年の数字をベースにした年間の計画や月次の計画だ。昨年をベースにしていることもあり、普通の人は昨年対比110%以上などの計画を立てる人はいない。ほとんどが、102〜105%の成長で概算で計画を立てている。

102〜105%の計画を立ててしまうところから、悲劇ははじまる。なぜなら、2〜5%の成長であれば少し頑張れば手が届く結果であるために、「頑張ろう!」という計画になることがあるからだ。特に、昨年やりきれなかったことやできなかったことがあった場合は、それをやれば達成できると新しい取り組みも浮かばなくなる。本来であれば、やりきれなかったことやできなかったことには、それに至った理由があり「なぜ、やりきれなかったのか?」「なぜ、できなかったか」を明らかにすることが重要である。にも関わらず、「頑張ろう!」という計画ができあがる。

私の会社には、経営計画書がある。経営計画書には中期計画から逆算して作られた今期必要な数字が産出され、さらにそれを達成するためにはどの商品・サービスをどれだけ販売する必要があるか書かれている。さらに、その数字を達成するためには、どのような行動をしていくかも方針として書き込まれている。文字と数字で共有されたこのP(計画)をCAの進捗チェックでフル活用している。

ひとりの社長がトップとして経営に携わる期間は30年と言われている。30年と考えると長いように思えるが、社長として過ごすことのできる正月は30回しかないと考えると短く思えてくる。それだけ短い時間しかないにもかかわらず、概算計画の経営をしていて夢が叶うことはまずない。待っているのは概算の結果だ。「こんんはずではなかった」と後で言われても遅い。

どうせ一度きりの社長人生であれば、この短い時間で何を成し遂げたいのか、どんな夢を実現させたいのか。これをまずハッキリさせて、逆算で計画を立て、その計画を愚直に実践することで夢は手元に引き寄せられてくる。夢は逃げることはない。いつまでも遠くに見えるのは、自分が夢から逃げているからだ。与えられている時間は、全員同じ。それをどのように生きるかで未来は大きく変わる。そして、変えられる。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。