『継続』と『徹底』だけで優位性は築ける

09/52WEEKSが終了した。

今週は出張が多く、さらにTTPツアーズや社長たちとの会食が多かった。その中で何度も話に上がっていたキーワードが『継続』と『徹底』の難しさだった。

何か新しいことを知った時に、実際に行動に移す人はたったの4%しかいないと言われている。実践した後、さらにそれを継続的に続けられる人は0.1%という統計がある。

実に1,000人の社長の中でたった1人という確率だ。中小企業の数は年々減少していて、現在は約390万社となっている。ということは、コツコツと実践し続けられる人は、日本全国で3,900人しかいない計算になる。さらに、これを47の都道府県で考えてみると、1つの都道府県に83人しかいない計算になる。

私自身、これまで本当にたくさんの失敗をしてきた。まだまだ夢の途中なので、その詳細を公開することは差し控えさせてもらっているが、特に社長として才覚があるとか、向いているとか思ったことはない。むしろ逆で、これだけの失敗をしながら、会社が倒産しなかったのが不思議なくらい、社長としての資質にかけていると思っている。

そんな私が今から13年前の2006年に、「経営計画書による経営」を初めて知った。それまで大量の失敗をしてきたため、学んだ全てを素直に受け入れ全て実践した。当時は、社員からの抵抗にもかなりあった。でも、誰が抵抗しようともそれを実践し続けた。なぜなら、自分には社長としての資質も能力も無くその道以外の方法はないと思っていたからだ。

自分自身の社長業が全て誤っていることを認め、受け入れた。だから、新たに与えられた「経営計画書による経営」を全て素直に受け入れられた。時には、深い理由などを聞かずに実践した。やればわかると思ったのと、そもそも、私にそれが正しい、正しく無いという精査する能力がないと思い込んでいたからだ。

結果として、私はかなりラッキーだった。半世紀以上続いている「経営計画書による経営」を全て、素直に受け入れ、実践し、さらに、実践し続けた。これを何年も続けたことで事業も過去最高益となり、会社の体質も他社の3倍の生産性を稼ぐほど強化された。

成功し続ける会社にするために、『優位性』を築くということは、ビジネスの世界ではとても大切なこと。では、優位性を保ち続けている会社は、特別のことをしているだろうか?一見、特別なことをやっているように見える。しかし、よく見てみると、変わったことをしている会社は少ないことに築く。

優位性を保ち続けている会社がやっていることは、誰にでもできること。でも、少し違うのは、それを誰にもできないくらいに徹底しているということ。

誰にでもできることを、誰にでもできるレベルで、満足していては優位性などは生まれない。普通の会社は10回やるんだったら、100回やればいい。普通の会社が1年やるんだったら10年やればいい。それだけで、大抵ナンバーワンになれる。

それほど『継続』と『徹底』には、会社を成功させ続けるためには必要不可欠なものだ。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。