中小企業の資金調達を円滑にする方法①【銀行の常識・非常識】

金村
会社を成長させるためには潤沢な資金が必要です。潤沢な資金があることで選択枠が広がり、成長の成長速度を早めることができるからです。資金調達を円滑に行うためには、銀行の考えていることを知ることです。そんな銀行の常識・社長の非常識まとめてみました。

じゃんけんで『社長の常識』を変える

100年塾では、ランチや夜の懇親会のお会計は、ジャンケンで負けた人が支払います。

こうすることで、社長同士の距離感を短時間で縮めることができる仕組みです。

また、このジャンケンには、他にも目的がいくつもあります。

そのひとつが『社長の金銭感覚を変える』ため。

社長は、事業のために投資をしたり、資金調達で借金もする必要があります。

その時に、世間並みの金銭感覚でいると、投資や借金に躊躇してチャンスを逃します。

だから、社長の金銭感覚は、一般の人から見てちょっと変わっているくらいがちょうどいいのです。

他にも『相手に関心を持つ』ため。

普通のジャンケンは、自分が何を出すかを考えます。

100年塾のジャンケンは、特別なルールなため、相手が何を出すかを考えないと勝つことはできません。

『相手に関心を持つこと』を愛といいます。

我がままな社長たちが、社員やお客様に『関心を持つ』練習の一役を担ってもいます。

資金調達は『率よりも額』を重視する

社長は、会社が不測の事態になっても、困らないようにしないといけません。

不測の事態に力を発揮するのが『現金・お金』です。

ぎりぎりの資金しかない場合と潤沢な資金がある場合とでは、社長の意思決定は変わります。

ですから、時には金利を度外視してでも、資金に余裕を持たせて事業に専念するのが得策です。

金利ばかり気にしていては、会社は強くなれません。

会社を強くするには、人員を増やし、未来投資をし、新製品を出し続ける必要があるからです。

そのためにも、お金を借りて、資金的な心配をしなくて良い状態にすることです。

金利は、会社を成長させるための必要経費です。

『成長性』より『返済能力』で金利は決まる

『会社の業績が順調に成長していれば金利は下がる』と思われがちですが、そんなことはありません。

金利を決めるのは、売上ではなく、その会社の格付けです。

格付けとは銀行から見た会社の評価指標で、1〜10の10段階で格付け判定されます。

その格付けを決める評価項目の中で、最も多くの点数が割り当てられるのが『返済能力』です。

つまり、成長率が金利を決めているのではなく、返済能力が金利を決めているということです。

社長がこのことを知らずに、成長性だけを考えて事業を進めていくと、必ずと言っていいほど、資金繰りに行き詰まりますので十分気をつけてください。

『頭取銘柄』のチャンスは逃さない

銀行のトップや役員は、ブロックごとに地域のお客様を訪問しているため、各地域の取引先には数年に1度、頭取自らが訪問する機会があります。

頭取が訪問するのは、支店長が『地域で一番のお客様』と頭取に訪問を勧めた会社です。

もし、幸運にも訪問先に選ばれた会社の社長は、この機会を逃さずに頭取を迎えることです。

なぜなら、銀行には『頭取が訪問した会社は倒産させない』という暗黙のルールがあり、『頭取銘柄』に選ばれたら、借入に困ることがなくなる可能性が高くなります。

 

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