”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
仕事の80%以上は
毎年繰り返されているという事実。
100年塾の経営計画書には
事業年度計画という
1年間のスケジュールが
事細かに載っています。
各種会議はもちろん、
勉強会、社員旅行、環境整備点検、
個人面談、健康診断、
そして、
社員の誕生日と結婚記念日などです。
この事業年度計画を見たほとんどの人は
『よく1年間の計画が立てられるね』
と感心します。
組織で行われていることの80%以上が
毎年繰り返されているという事実を知れば、
この事業年度計画は
誰にでも作ることができることがわかります。
2008年に1冊目の経営計画書をつくり
最初は10%程度の実施率だった
この事業年度計画も、
今では90%以上の計画が
スケジュール通りに
実施されるまでになりました。
繰り返し行われることで
マニュアル化が進み、
さらに教える、教わる環境が
出来上がってきました。
たとえば、
今季の社員旅行の実行委員に
社員のAさんが任命されたとします。
任命されたAさんは
マニュアルをプリントアウトして、
それを片手に、
去年の実行委員の社員に連絡をとり、
何をどうすればいいかを聞いて歩きます。
同じことを同じ時期に繰り返すことで、
このような社員の行動が
社内に自然と生まれるようになるのです。
人は同じテーマを
少しずつレベルを上げながら
繰り返し行うことで学習します。
私には、小学生の子供がいますが、
1年生でサッカー、
2年生でバスケットボール、
3年生で野球というように
6年間違う習い事をさせていたのでは、
なにも身につきません。
1回目と2回目、
2回目と3回目とで
生じる差のことを成長と言います。
これは子供も大人も一緒です。
事業年度計画を計画通りに実施し続け、
時を守ることで、昨日よりも今日、
今日よりも明日と
上手くなることができます。
ゆるやかなバージョンアップができる
強かな組織ができあがります。
『同じテーマを
少しずつレベルを上げながら
繰り返し成長していく。』
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 計画性 】
今日実行したことを、
1週間後、1ヶ月後、1年後の
スケジュールにすることです。
80%以上は繰り返し仕事です。