”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
全員に理解できる数字で話をする。
ある会社の数字を、
マトリックス会計図で表してみました。
上の図で点線で囲われている
損益計算書の数字は、
実は社員は理解できていません。
ここで言う『理解できていない』とは、
この数字を見ても行動が起こせない。
どういう行動を取ることで、
ここの数字がどれぐらい動く
ということがわからないという意味です。
そこで、
上の図のような数字で話することを避け
もう少し細分化した数字で話をします。
一番わかりやすいのは、
下の図で実戦で囲われている
客単価の数字・客数の数字で
話をすることです。
損益計算書(P/L)とは、
この図の通り、
客単価の構造に客数をかけたものです。
そのために額が大きくなる
損益計算書の数字を使っての話をやめ
客単価と客数の数字を使って
話していくのです。
特にアルバイト・パートには、
細分化した部分の数字以外は話をしません。
損益計算書の数字を使って
『粗利益を360万円確保しなさい』
と指示をされるよりは、
『客単価の粗利益を
2800円から3000円に
200円増やしなさい』
と指示をされた方が
言われた社員には想像できる数字のため
打つ手が無限に広がってきます。
『もう一品おすすめしよう』
『粗利益が高い商品をおすすめしてみよう』
など、より具体的な行動ができます。
社員を動かすためには、
社員が理解できる数字で
指示することが重要なのです。
業績アップは、
『全員が理解できる数字』
があるかないかで決まる。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 言葉 】
相手に自分の考えていることが
伝わって初めて言葉という。
数字を使うとわかりやすく伝わる。
たった一言が、人の心を傷つける。
たった一言が、人の心を温める。