社員に経営者意識を持たせるためにしていること

飲食店経営のような店舗ビジネスでは、社員一人一人の仕事の成果をはっきりさせることはなかなか難しいもの。そんため、よほど優秀なリーダーがいない限り、社員たちは悪い意味で、自分はチームの一員として考え他人に依存しはじめ、仕事が『自分ゴト』ではなく、『他人ゴト』になり、チームとして成果を上げることが難しくなっていく。

実際、多くの社長がこの問題で悩んでいて、よく相談を受ける。

ポイントは『他人ゴト』と考えている仕事を『自分ゴト』として考えさせることにある。言い換えると、『経営者意識を持たせる』と言うこともできる。

『経営者意識を持たせる』とは言葉でいうのは簡単だが、実際にはなかなか難しい。経営者意識を持たせる一番最適な方法は、経営者になってもらうことである。しかし、現実では経営者になってもらうことは、ほぼ不可能であり、現実的ではない。

そこで私の会社では、戦略MG(マネジメントゲーム)というツールを使って、経営者意識を疑似体験させている。

戦略MG研修では、自らが社長になってもらい3年間会社の経営をしてもらいます。

なぜ、お客様が大切なのか?
なぜ、売上が大切なのか?
なぜ、値引きをしてはいけなのか?
なぜ、教育が大切なのか?
なぜ、変化していかないといけないのか?

これらのことを講座やお勉強ではなく、自分自身が社長となり経営することで、自らその答えを体験してもらいます。戦略MG研修は、参加者の満足度が99.5%という最強の社員教育ツールのひとつです。

日頃『他人ゴト』で仕事をしている社員が、この研修に参加して『自分の会社が赤字』という体験をする。また、人によっては『給料が払えない』体験をする。研修では、社長として意思決定をしてもらっているので、『◯◯社長、給料払えませんがどうしますか?』とインストラクターから聞かれます。

そこまで窮地に追い込まれて、初めて経営者の立場や考え方に気づくことができる。

こうした体験を戦略MGですることで、終了後のアンケートでは、

『社長という仕事がどれだけ大変なことをしているかわかりました』
『私は社長に向いていないことがわかりました』
『日頃、社長が言っていることの意味がやっとわかりました』

などの感想がたくさん書かれている。まさに『他人ゴト』だった経営が、『自分ゴト』に変わった瞬間と言える。このような訓練・鍛錬を繰り返し継続することで、社員の意識はさらに高まって行く。

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この記事を書いた人

金村 秀一

金村 秀一

100年塾塾長・社長コンサルタント

社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。