”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
社長がひとりで勉強する=
◯◯的な成功しか見込めない
前回(組織の問題解決の答えは会社内にない)の続きになります。
社長が研修に行き、勉強して良いと思ったこと、
組織に導入したいと思ったことは、
日を改めて社員にも同じ情報を聞かせ、
同じ体験をさせることです。
つまり社員と一緒に、
時と場所と情報を共有することです。
このプロセスを行うことで、
勉強したことが成果を出しはじめ、
さらにそれが安定的なものに
なっていきます。
社長がひとりで勉強している場合は、
勉強したことを実行することで
一時的に業績がアップしますが、
継続的にアップし続けることはありません。
なぜなら、社長とは基本的に
直感的で、せっかちで、新しいモノ好き
であることが多いからです。
そのため、ルーティン業務などの
継続性に欠ける場合が多くあります。
ところが、そのような社長には不思議と
継続性に長けた社員がそばにいるものです。
ご多分にもれず、私自身も
直感的で、せっかちで、新しいモノ好きです。
でも、まわりに
ルーティン業務に強い社員が
存在してくれています。
その社員たちにも同じこと
学び、体験させることで、
新しいことを社内で継続して
実行することができます。
このように
社長ひとりで勉強するのではなく、
良いと思ったことは
社員にも同じ体験をさせることで、
より早く、より確実に大きな成果を上げ、
それを継続して続けることができます。
継続し続けて習慣化することで
さらに業績が飛躍的にアップします。
それでも、社長が率先して勉強し、
社員が愚直に実行しているのに、
目を見張るような成果が上がらないことが、
どの会社でもよくあります。
勉強してきたことを実行することで
すごい成果がすぐに上がるのであれば、
どの組織にもすぐに真似をされてしまい
その成果はたちまち減っていきます。
勉強したいことを実行するサイクルが、
無意識にできるようになるまで、
徹底して取り組み、
習慣として循環しはじめた時
はじめて目を見張るような
大きな成果をあげることができるのです。
社長がひとりだけが
勉強している間は
安定的な業績アップは
見込めない。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 人間性尊重 】
一人一人に
責任をもってもらうことです。
ダメな上司ほど、
なんでも自分でやる。