経営計画は『率』より『額』で考えれば上手くいく

金村
社員数の少ない中小企業は、社長の考え方次第で業績が大きく変わります。

会社の成果(利益)は社長の考え方で決まる

会社経営とは、社長ひとりで決まります。
特に社員数の少ない中小企業は、99%が社長で決まると言っても間違いありません。
経営の数字に関しても同じです。
社長が未来存続し続けるために『利益はいくらほしい』と決めれば、それが目標額になります。
来期の経常利益が5%増でも、30%増でも、倍増でも、決定すればそれが目標になります。

高い目標を掲げることで経営は上手くいく

『それほど適当でいいのか』と言われることがあります。
でも、目標とは未来のこと。つまり、その通りにはなかなか行きません。
『だったら、未来のことはわからないから、目標も立てるのが難しい』とも言われます。
ここでわかってほししことは、目標とはその通りにいかないから大切なのです。
社長と社員が全力を出し切ったら届くであろう、大きな目標を掲げることが大切です。
目標の達成率を気にする社長は、達成可能な低い目標を掲げます。
今期の経常利益が3,000万円の会社が、『対前年比105%』の目標を掲げ達成すると、3,150万円になります。
一方、『対前年比150%』の目標を掲げ、達成率が85%だったとすると、経常利益は3,825万円になります。

『率』より『額』で目標は設定する

そもそも、経営計画の利益目標は、社長が自由に決めることができます。
ですから、低く設定すれば100%達成でき、高く設定すれば達成できません。
経営における正しい考え方は、利益目標を100%達成することではありません。
より多くの利益額を稼ぐことです。成果を上げることです。
そのためにも、経営計画の利益目標の数字は大きく、高く設定する必要があるのです。
経営の数字で大切なことは、『率』よりも『額』です。

 

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。