お客様訪問もあり昨日まで福岡に行ってきました。
飛行機はジャンボでしたが、行きも帰りもほぼ満席。
いつもはクラスJに乗るのですが、予約も間に合わず、
キャンセル待ちも届かず。
ということもあり、
珍しく一番最後尾の座席を取って羽田に戻ってきました。
現役客室乗務員から生の声を聞く
ジャンボの前の席にはクラスJだけではなく、
少ない座席数だがファーストクラスもある。
そのためにベテランの客室乗務員が
前方に配置されていると感じている。
僕が乗ったのは最後尾の席。
ということでフレッシュな客室乗務員が頑張っていました。
こんな書き方をしているのも、
親ばかですが娘には客室乗務員になりたいという夢があり、
何かできることはないかということで、
コツコツ現場の生の情報収集をしている。
昨日は運良く入社2ヶ月目の方から話が聞けた。
JALは全員が4月入社じゃない
そもそも「新卒で入社2ヶ月目?」という疑問からはじまった。
4月入社で、今は12月。一体どういうことと思っていると、
「客室乗務員を希望する新入社員が
2017年に約400名入社しています。
それだけ多くの社員が一度に来られても
教育することができないので、
50人ずつぐらいに区切られて
入社の時期が違うんです。
そして、私は、
10月から入社して研修も終わり、
今、乗務させてもらっています」
との話を聞くことができた。
実際に彼女は4月から9月までの6ヶ月間は
JALでの勤務は決まっている状態で、
他の会社でフリーターの生活をしていたと
聞いてびっくり。でも、考えてみたら納得できる。
手間ひまをかけることで人が育ちブランド力がアップする
社員の教育には手間ひまがかかる。
この手間ひまをどれだけ掛けられるかで
大きく成長する土台ができる。
前向きに学ぼうとする姿勢と環境、
そして、先生(教官)という師と仲間(同期)がいる。
人が育つ環境と要素は整っている。
この環境の中で時と場所をしっかり共有する。
その結果、JALの価値観も共有され、
会社が目指そうとする方針を現実にすることができる。
大手と違って、小さな会社は、
この手間ひまをかけないといけない時期に
時間とコストを割かない。
この時間をできるだけ省こうとする。
その結果、
時と場所を共有する時間は少なくなり、
価値観もまばらのまま、大切なお客様に対応する。
そして、会社の方針で対応するというよりも、
個人の能力で対応せざるを得なくなる。
人に仕事をつけるやり方をしている限り、
ブランド力をつけることは難しくなる。
ブランド力を手に入れることで、
会社は想像以上に確実に強くなる。
サービス業が主流のこの時代は
社員での差別化がブランド構築には欠かせない。