”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
人事異動が会社を強くする!
この100年塾ブログでは人にフォーカスすることで、
ヒト・モノ・カネを解決するため、
これまではヒトのことが中心に書いてきました。
これからはいよいよ
モノの問題を解決するために
カネの問題を解決するために
100年塾独特のメソッドを
お伝えしていきます。
人間の心理的行動のひとつとして
商品・サービスを受けたお客様は、
まだそれを受けていないお客様に
感想を伝えます。
これは至って普通なお客様行動です。
しかし、この情報は残念ながら、
良い情報よりも悪い情報の方が
加速度的に広がる特徴があります。
本来であれば、
たくさんのお客様に喜んでいただくための
認知度向上活動や宣伝広告であったのに、
お客様を受け入れられる集団を
育てられていなかったことで、
マイナス作用をしてしまうのです。
来店されるお客様が多ければ多いほど、
その日の売り上げは上がるものの、
より多くのまだ見ぬお客様に対して
マイナス情報が伝わることとなります。
わが社でも、
この商品・サービスのバラツキには
とても神経を使っています。
特定の誰かにしかできない仕事
『ブラックボックス』
をつくらないために、
常に一人の社員が何役もできる人事異動として
ダブルキャストや
トリプルキャストを
意図的に行っています。
ある社長から
『社員が嫌がりませんか?』
という質問を受けたことがあります。
実は、そう思っているのは
社長だけかもしれません。
一人の社員がいくつもの仕事ができることで、
その社員の視野が広がり、
物事への観点が広がります。
昨日まで見えていなかったものが
見えるようになって、
社員の成長を加速させます。
同じ仕事ばかりしていては得られなかった
『成長』を異動した本人が感じています。
転職することでしか味わえない『成長』が
ダブルキャスト・トリプルキャストという人事異動を通じて
社内にいながらすることができるのです。
これが風土となっているわが社では、
人事異動されない社員から私に対して
クレームがくるほどです。
社長がどのような組織風土にしたいかを
明確にすることで、
これほどまでに環境が変わるものだと
感じた瞬間でした。
目指すべきアタリマエは、
ブラックボックスではなく
ダブルキャスト
トリプルキャスト。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 ダブルキャスト 】
不測の事態に対処できるものです。
サブをつくることです。