2度目となる日本記録更新
写真出展:Yahoo!ニュース
東京五輪の男子代表選考会として東京マラソンが行われ、日本記録保持者・大迫選手が地震の記録を21秒更新する2時間5分29秒の日本新記録で4位でゴールした。
2度目となる報奨金の1億円とともに、東京五輪代表をほぼ手中に収めた。
手に汗握るレース展開
マラソンを見ていた多くの人が、途中で大迫選手の日本人1位を諦めたのではないだろうか。
大迫選手は、レース途中の23km付近で失速し、先頭集団から遅れた。
その先頭集団には、3強のひとり井上選手がいた。
そのようなこともあり、テレビで応援していても『うわっ!大迫ダメか』と思ってしまったほど。
しかし、その後ペースを回復し、32km過ぎに前を走る集団に追いついた。
さらに、集団にいる選手たちの苦悶の表情を読み取って、一気にペースを上げレースを展開した。
他の選手の30kmから35kmのラップが軒並み15分を超える中、大迫選手は14分56秒にペースアップしていることが勝敗を分けた。
自分のキャパシティーを超えない
23km付近の『失速』に見えるペースダウンは、『失速』ではなく『調整』に過ぎなかった。
大迫選手はレース全体を冷静に判断していたことが、試合後のインタビューからわかる。
前回のMGCで、ゴール目前で脚が残っていなかった苦い経験があるからか、大迫選手の『自分のキャパシティーを超えないようにした』という言葉が印象的だった。
マラソン選手は、必ずと言っていいほどレース中にきつくなる場面がある。
そこで我慢ができるかどうかが勝負が分かれる。
我慢できればいずれ楽になるが、諦めれば二度と追いつくことはできない。
前回のMGCのあと、単身でケニアに渡り、厳しい環境で自分を磨いてきた。
母国の日本や練習拠点の米国と比べれば、食事や競技環境なども恵まれない。
そんな環境の中で、ひとりで走る、ひとりで耐えるということを学んできた。
自分の全力を出し切る技術
相手に合わせすぎることで、自分の色が出せないことがある。
自分の色が出せないだけではなく、自分の色が死んでしまうこともある。
これはマラソンでも、仕事でも同じことが言えるのではないだろうか。
自分の色が死んでしまうほど、自分のキャパシティーを超える必要はない。
自分が持っている力を100%発揮できることが何より重要になる。
そのために、ありとあらゆる準備をして自分の可能性を広げ続ける。
日々の鍛練と自分の色である全力を出し切る重要性。
こんなことを大迫選手の勇姿から教えてもらった気がする。
先週のLIFE CYCLE
先週1週間のLIFE CYCLE。
週末が3月1日だったこともあり、毎月1日はカラダマネジメントの定点観測日。60日間で体重−4.5kg/体脂肪−3.3%/筋肉量±0kg。ドリームマネージャーの計画通り順調に推移。ということでトレーニング方針は継続。次回4月1日に向けてカラダマネジメント続けます!