ナイキシューズが超高速を演出した箱根駅伝

金村
2020年の01/52WEEKSが終了しました。

第96回箱根駅伝大会

写真:https://www.hakone-ekiden.jp/

第96回の箱根駅伝が青山学院大学の2年ぶり5回目の優勝で幕を閉じる。

往路では1位から4位までが新記録。

1区から10区までの7区間で区間新という、スピードレースとなった。

これだけ記録尽くめの超高速駅伝の大会になった要因はいろいろある。

気温が良かったこと。風がなかったことなど。

でも、それ以上に影響があったと考えられていることがある。

それは、各メディアでも取り上げられている『ピンクの靴』だ。

超高速レースを演出した噂のシューズ

『ピンクの靴』ことナイキの厚底シューズ『ズームXヴェイパーフライネクスト%』。

それまでのエントリーランナーは、軽量、薄底の靴を選ぶ傾向があった。

しかし、ナイキは『暑さは速さだ』をキャッチコピーにこの靴を2017年にリリース。

厚底の部分に、カーボンプレートが内蔵され、反発力が推進力を生む。

18年に第2弾、19年に第3弾が登場。

MGCでも、上位10人中8人が使用していて話題にもなった。

今回の箱根駅伝でも、10人いる区間賞のうち9人がこの靴を履いていた。

ランナーの圧倒的なシェアを席巻

写真:EKIDEN News

実際に昨年と今年での、箱根駅伝ランナーのシューズの割合は下記の通り。

【 2019年箱根全ランナーシューズ 】

ナイキ(厚底)・・・37.4%(86人)
ナイキ(普通)・・・3.9%(9人)
アシックス・・・22.2%(51人)
アディダス・・・17%(39人)
ミズノ・・・10.4%(24人)
その他・・・9.1%(21人)

【 2020年箱根全ランナーシューズ 】

ナイキ(厚底)・・・84.8%(178人)
ナイキ(普通)・・・0%(0人)
アシックス・・・3.3%(7人)
アディダス・・・3.3%(7人)
ミズノ・・・3.3%(7人)
その他・・・5.2%(11人)

優勝した青山学院大学のユニフォームを見ると3本のラインがある。

アディダスがウェアなどをサポートしている。

そんな、青山学院大学の選手たちが、気兼ねせず、履きたいシューズを履くようになったのは、2019年10月の出雲駅伝で5位に終わり、11月の全日本大学駅伝の最終区間で東海大にひっくり返されて優勝を逃し、2位に甘んじた直後から。

アディダスとの契約がありながら、舵を切った原監督の意思決定を称賛したい。

『箱根駅伝で勝つ』という軸がぶれていたら、青山学院の2年ぶりの優勝はなかったかもしれない。

もちろん、『ナイキのシューズの力で勝った』とは思ってはいない。

青山学院の選手たちは、この靴のポテンシャルを十分に生かせるだけの力があったという考えることが正しい。

写真:EKIDEN News

ちなみに走り終えた時やインタビューの時などのカメラに移るときは、選手たちはアディダスを履いている。

そこまで徹底して使い分けができている監督と選手の規律と大人の対応も素晴らしい。

スモールテリトリー・ビックシェア

今回のナイキの躍進を見ていると、ビジネスでシェアを拡大することの重要性を改めて学んだ。

MGCや箱根駅伝でこれだけの露出に成功したナイキの市民ランナーへの影響力は大きい。

実際にマラソンを走る私も、昨年暮れの大会からこのシューズの青バージョンに変更した。

それまでは踵のホールドがしっかりしていて、日本人の足に合うミズノを愛用していた。

ナイキは私の足は合わないこともあり、むしろ選択枠から外れているメーカーだった。

でも、この靴を試着した時の足が前に出る感覚にすごいものを感じ購入した。

実際に大会で走ってみた感想は、『足が前に出る』『走ることを楽しくしてくれる』靴ということ。

唯一気になる点を言えば、着用した選手が世界記録を連発した競泳水着『レーザー・レーサー』を思い出すこと。

ゴルフでは大会で使えないボールやクラブがあるように、水泳では公式大会で使用できない『レーザー・レーサー』。

このナイキの靴が今後の調査でそのような扱いを受けないことが気になるところだ。

でも、この靴がランナーの走りを『楽しくしている』ことは間違いない事実と言える。

先週のLIFE CYCLE

先週1週間のLIFE CYCLE。

年末年始ということもあって、家族と実家で過ごす時間が多かった。アウトプット時間を、倍の22時間は確保したかった。細切れ時間の活用にさらに重点を置いていきたい。睡眠時間はしっかり確保できた。仕事柄移動時間は多くなるので、2020年は昨年以上に有効活用したい。

 

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