金村
世界幸福度ランキングが今年も発表された。4年ぶりに50位以内にランクインしたのだろうか。その動向が気になる。
世界幸福度ランキング2019
2019年3月20日の『国際幸福デー』に国連の関連団体が毎年発表しているのが、『世界幸福度ランキング』である。
2019年は世界156ヶ国を対象に調査。
各国の国民に『どれぐらい幸せを感じているか』を評価してもらった調査結果に加え、
◯GDP
◯健康寿命
◯選択の自由度
◯社会的支援
◯他者への寛容さ
◯社会の腐敗度
の6項目の要素を追加して、各国の幸福度を計っている。
7回目となる2019年の日本のランキング順位は一体どうなったのだろうか?
過去5年間の日本の順位の推移
日本の過去5年間の世界幸福度ランキングの順位は以下の通り。
◯ 2015年 46位
◯ 2016年 53位
◯ 2017年 51位
◯ 2018年 54位
◯ 2019年 58位
日本は2018年の54位から4つ順位を下げ、2019年は156ヶ国中58位となった。
ランキング入りした国々
1位は2年連続でフィンランドだった。トップ10のうち半数を北欧諸国が占めている。
北欧諸国は社会保障が手厚く、質の高い教育をしていることが影響しているのか。
ランキングトップ10
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フィンランド
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デンマーク
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ノルウェー
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アイスランド
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オランダ
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スイス
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スウェーデン
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ニュージーランド
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カナダ
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オーストリア
11位〜58位
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オーストラリア
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コスタリカ
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イスラエル
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ルクセンブルク
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イギリス
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アイルランド
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ドイツ
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ベルギー
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アメリカ
- チェコ共和国
-
アラブ首長国連邦
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マルタ
-
メキシコ
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フランス
-
台湾
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チリ
-
グアテラマ
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サウジアラビア
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カタール
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スペイン
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パナマ
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ブラジル
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ウルグアイ
-
シンガポール
-
エルサルバドル
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イタリア
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バーレーン
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スロバキア
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トリニダード・トバゴ
-
ポーランド
-
ウズベキスタン
-
リトアニア
-
コロンビア
-
スロベニア
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ニカラグア
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コソボ
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アルゼンチン
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ルーマニア
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キプロス
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エクアドル
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クエート
-
タイ
-
ラトビア
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韓国
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エストニア
-
ジャマイカ
-
モーリシャス
-
日本
ワンキングワースト10
- 南スーダン
- 中央アフリカ共和国
- アフガニスタン
- タンザニア
- ルワンダ
- イエメン
- マラウィ
- シリア
- ボツワナ
- ハイチ
追加6項目の日本の順位
◯GDP → 24位
◯健康寿命 → 2位
◯選択の自由度 → 64位
◯社会的支援 → 50位
◯他者への寛容さ → 92位
◯社会の腐敗度 → 39位
4年連続50位以内を逃す
2016年から4年連続して50位以内に入れないという結果になった。
日本の幸福度は先進国G7の中でも最も低く、G7で唯一50位以内に入っていない。
でも、日本のGDPはG7の中でアメリカの次に大きい。
日本は、健康寿命の順位が2位と高く、他の項目の順位と比べても際立つ結果となった。