人間に定期健診があるように、会社も定期的に定点観測する。

”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ

『100年塾』塾長の金村秀一です。 

人間に定期健診があるように、
会社も定期的に定点観測する。

わが社では毎月1回、年間12回、
全社員一人一人と個人面談を行います。

その目的のひとつに
コミュニケーションがあります。

そして、
もうひとつ大切な目的があります。

それは、
先月の自分と今月の自分を
相対評価させることです。

個人面談はシートを使って30分間行います。
面談シートは業績評価、プロセス評価、
方針共有点、環境整備得点
という
4つの評価基準からできています。

そして、
その面談シートには2人の自分がいます。
『過去の自分』
『現在の自分』です。
この2人を比べさせることで
面談を進めていきます。

社員とは誰でも
過去の自分には負けたくないものです。

自分自身で過去の自分に負ける
すなわち退化していることを
認めたくないからです。

面談という環境をつくることで
4つの評価の各項目を社員本人と一緒に
定点観測することで、
社員の成長の修正と加速が
できるようにしています。

同様に、環境整備点検も
毎月1回、年間12回行われます。

指定された日に
私が全営業所をまわって、
20〜25項目の点検項目を
チェックしていきます。

この環境整備点検にも
いろいろな目的と意味がありますが、
やはり先月よりも
仕事をしやすくする環境を整えることで、
環境はゆっくりと大きく変わっていきます。

先月には◯が付いていた項目が、
今月には×がつくこともあります。
その時に責任者たちは、
自らのチェックの甘さと
モノを整えることの難しさを
知ることになります。

このように、
ある基準や項目や数字を使って
定点観測できる環境を整えて、
過去の自分と相対評価させます。

日常業務で忙しい
社員の時間を止めてあげて、
本人に過去の自分と今の自分を
客観的に評価させます。

そして、
どうするべきかを
本人の言葉で話してもらいます。

定点観測で相対評価をする環境を
組織に持つと
『以前の自分の方が優れていました』
とは言えません。

自分の身に起こっている
全てのことを受け入れることで、
上手くいかない問題が発生した時に、
『どうしたらいいか?』
『どうするべきか?』
という発想をすることが
できるようになります。

定点観測による相対評価で、
逃げ道をなくしてあげます。

これも社員が自然と動き出すために
社長が整えてあげるべき
環境のひとつです。

人間に定期検査があるように
組織・社員を定点観測する。

★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★

【 定点観測 】

同じ場所で同じさくるで見ると

違いがよくわかる。

見えてないものが見えてくる。

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