戦略MG(マネジメントゲーム)を通じて幹部社員は社長の仕事を初めて知り、ビジョンを共有することができる

金村

幹部養成塾が開催された。第1講は戦略MG(マネジメントゲーム)研修。お客様の幹部社員と混ざって、久しぶりに戦略MGを楽しんできた。

戦略MGは、経営を体験できる最高の教育ツール

戦略MGとは、ある有名大手企業が『社員の経営者意識が足りない』という社内問題を解決するために、1976年に開発した経営シミュレーションゲーム。

売上重視の経営ではなく、『利益とは何か?なぜ利益が必要なのか?』をゲームを通じて体験てきに学ぶことができる。『経営を疑似体験できる最高の教育ツール』として、これまでに約10,000社、600万人が受講し、満足度も99%と高い成果をもたらしている体験型の経営戦略シミュレーションゲームだ。

経営者はもちろん、幹部社員・一般社員が楽しみながら経営を学べる。会社を経営する上で必要な多くのことがゲームを通して理解できる。社長自身のスキルアップはもちろん、幹部や社員教育に非常に有効なツールである。

社員教育として13年間続けてきている理由

この戦略MG研修は、実際の経営と同じ体験をすることができる。社長になって24年目を迎えるが、ゲームてき要素は1割にすぎず、残りの9割は実際の経営と同じことが起こる。そのため、何回も何期も繰り返し実践することで、経営感覚は確実に研ぎ澄まされていく。このようなこともあり、13年前にこの戦略MGに出会ってから、定期的に社員と一緒に続けている。

さらに、この戦略MGの強みは、経営に関する数字に強くなることだ。わが社にいる高卒の新入社員も年に2回、この研修に参加し続けることで、経営に関する数字には強くなっている。シミュレーションゲームで学べることで、数字が苦手な社員でもストレスなく身についている。

経営はビジョンが重要になる

実際の経営と同じように、戦略MGで重要になってくることは、会社の未来のビジョンをどのように描くかである。どのような会社になりたいか、どのような会社でありたいかを具体的にしていく。

今回は他社の幹部社員に混ぜてもらうこともあり、コンパクトな経営で財務体質の強い会社をつくろうと考えた。『コバンザメ商法』をイメージした、少数精鋭の高収益体質企業をつくることにした。

第2期:F/M比率→C評価(147%)

売 上→295
粗利益→217(73.6%)
固定費→318
利 益→▲101
他人資本→0
自己資本→339
F/M比率→C評価(147%)

第1期は、ルール解説などを含めて進むため、実際の経営は第2期からとなる。コンパクト経営のための体制はこの期で整えることができた。第3期以降は、コバンザメだけにライバル企業の動向を見ながら調整していくことにする。

銀行借入も期首に300するものの、業績が好調だったこともあり期中に全額返済をした。その結果、他人資本はゼロとなり、金利負担分が軽くなった。

第3期:F/M比率→Aマイナス評価(87%)

売 上→488
粗利益→316(64.8%)
固定費→276
利 益→40
他人資本→0
自己資本→379
F/M比率→Aマイナス評価(87%)

コンパクト経営のため、余計な設備投資や経費もかからず、さらに、支払利息もゼロなので固定費がコンパクトにまとまった。客数も前期比145%、客単価も113%となりの、3期目にして単年黒字にすることができた。やらないことを決め、やることを徹底的にこだわった結果と言える。

第4期:F/M比率→SS評価(54%)

売 上→619
粗利益→455(73.5%)
固定費→245
利 益→210
他人資本→0
自己資本→544
F/M比率→SS評価(54%)

最終期の第4期の結果。ライバル企業が大きく展開してきたこともあり、客単価自体は前期比84%と大きく下がることになった。しかし、期を増すごとに成熟期に近づいていくこともあり価格競争は想定内。その下げ文をカバーする客数を前期比152%と確保することができた。

見えない資産である『時間』のマネジメントもしっかりできたことで、ライバル企業のおこぼれをもらい続けることができた。結果的には累損も解消し、債務超過から復活し、V字回復することができた。

斜めの関係が人を育てる

100年塾の『幹部養成塾』には、全国各地から幹部社員、または、次期幹部候補の社員が参加している。業種は多岐にわたるが、会社の規模は社員数が30人以下とほぼ同じ会社が多い。

そのような会社の幹部社員の悩みは似通う。

『プレイングマネージャーだけに時間がない』
『部下が言うことを効かない』
『忙しく毎日が終わってしまう』
『社長の言っていること、方向性がよくわからない』

そのような同じ悩みを持つ自分と同じ立場の人と交流をする機会は、普通であれば中々持てない。このような環境を社長が必要と考え、整えてもらえている社員は本当に幸せな環境だと思う。

社内には上司部下、先輩後輩の上下の『縦』関係と、同期、同僚の『横』の関係はある。しかし、これまで多くの会社を見てきて、縦と横の関係だけでは人の成長は加速しない。そもそも『身内の評価は低い』ことも成長を鈍化させている原因のひとつだ。

他社の同じ立場の人や、社長たちから話を聴く。共感をしてもらう。アドバイスをもらう。この『斜めの関係』の環境こそが人の成長を前向きに飛躍的に加速させることができる。

幹部養成塾にはじめて参加する社員は、自分から前向きに参加している社員は誰もいない。全員が、社長が参加を決め、『◯日から東京で研修だから、よろしく頼むね』と言われて参加している。だから、初日に午前中の空気は良くない(笑)

それでも戦略MGを通じて他の参加者との距離を縮め、同じ作業を協力しながら進める『時と場所を共有する』ことで一体感が湧く。このように参加者の価値観を合わせ、最終的には、社長との価値観を合わせていく。『社長が信じているものを幹部社員がどれだけ信じることができるか』で会社は決まるからだ。

ライバル会社に負けない会社になるためには、幹部社員から社長への強力な協力が欠かせない。そのためにも、同じことを学び、他社を知ることで『隣の芝は青くない』ことを知り、どの道を選ぶかではなく、一緒に仕事ができる縁の不思議さに感謝し、この道でどう生きるかを考える人生こそに価値がある。

この記事を書いた人

金村 秀一

金村 秀一

100年塾塾長・社長コンサルタント

社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。

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