結婚式スピーチ・挨拶!|社長・上司の祝辞・はなむけの言葉【原稿例文】

金村
桜の開花から春を感じる季節になりました。春の訪れと共に、結婚式も増えているのでしょうか。お会いした社長たち数名からご質問を頂きました。

結婚式来賓の挨拶・社長の悩み

A社長
金村さん、今度うちの社員が結婚することになり来賓の挨拶をお願いされました。以前お話し頂いた、結婚式祝辞をご教示頂けませんか?
B社長
先日相談していた女性社員が、6月に結婚式をするということで、来賓の挨拶をお願いされました。どのような挨拶をすれば良いでしょうか?アドレスをよろしくお願いいたします。

社員の結婚、素直に嬉しく素晴らしいことです。ぜひ、社長としてめいいっぱいの気持ちを挨拶・スピーチで伝えてください。私が結婚式で使っている『はなむけの言葉』をここで紹介させて頂きます。

結婚式のスピーチ・挨拶の5つのポイント

結婚式での挨拶・スピーチは以下のような内容で構成されています。
①自己紹介
②お祝いの言葉
③スピーチするゲストから見た新郎新婦の印象やエピソード
④ふたりへのはなむけの言葉
⑤結びの言葉

具体的なエピソードを話す

まず、挨拶の冒頭では、社内での日頃のコミュニケーションから聞いている情報などをふんだんに入れた新郎新婦の印象やエピソードの文章をつくります。記憶に残っている想い出話をより具体的に話します。月日はもちろん、友達の名前など、具体的であればあるほど本人には喜んでもらえます。さらに、社長・上司として日頃から本人のことをしっかり見ていたことがご両家や参加者のみなさんからわかる瞬間でもあります。

7分以内の挨拶にまとめる

披露宴でのスピーチは、新郎新婦への「はなむけの言葉」です。あふれ出るお祝いの気持ちとはいえ、スピーチが長くなっては会場のみなさんが疲れてしまいます。スピーチの適正時間は5〜7分程度。5分程度のスピーチの目安となる文字数が1,200〜1,600文字と言われています。原稿をしっかりつくって、素敵な「はなむけの言葉」を演出してください。緊張して覚えられない人は、原稿を見ることを薦めます。
スピーチの中盤から後半にかけて、結婚式の挨拶の場をお借りして私が必ずお伝えしていることがあります。それが、両家への協力のお願いです。時代は変わりつつあるものの、結婚とは本人同士だけのものではなく、両家との関係も大きな影響を与えます。そのために、この場を借りてスピーチの最後に以下の内容を必ず入れるようにしています。

スピーチ・原稿例文

ここまで素敵で、素晴らしい一人の女性に育ったのは、ご両親の元での環境こそが何より重要だったと、人を育てる仕事をさせて頂いている私はそう思っています。そんな、ご両親にこの場を借りて私からひとつお願いがあります。
◯◯さんは今日から●●さんと一緒に新たな家庭を築いていくスタートラインに立ちました。ぜひ、今日以降は今まで以上に◯◯さんに『親切』にしてください。私が考える親切の意味は、『親切』とは「親を切る」と書きます。これは親がいなくなっても困らないように、いきていけるようにするということです。
◯◯さんは一人の女性としては一人前かもしれません。しかし、妻としてはまだまだ半人前です。ですので、ぜひ、今まで以上に暖かい目で見守っていただき、一人前になれるよう『親切』にして頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
(357文字)

話している時の姿勢にも気を配る

上記の内容を話しをするときはもちろんご両親のテーブルに体を向け、語りかけるように話すことも重要です。
そして最後の締めには、以下の内容で締めくくります。

『あいうえお』を使ってスピーチをまとめる

最後となりますが、◯◯さんに花向けの言葉として、夫婦、そして、結婚生活がいつまでも上手くいくための『あいうえお』をプレゼントします。
あ…『愛』→愛とは関心を持つことです。愛の反対は無関心です。●●さんをはじめ妻としてあらゆることに関心を持つこと。
い…『命』→与えられた命という時間の一瞬一瞬に感謝しながら生きること。
う…『運』→運とは自ら呼び寄せられるものです。運はその人が使っている言葉に反応します。良い運を引き寄せるために素敵な言葉、優しい言葉をを大切にすること。
え…『縁』→人生は一期一会です。この世の中に偶然なことは何ひとつありません。全てが必然です。だからこそひとつひとつの不思議な縁を大切にすること。
お…『恩』→かけた恩は水に、受けた恩は石に刻むこと。
この『あいうえお』をいつまでも大切に、●●さんと素敵な家庭を築いてください。
(370文字)

社長の私が心がけていること

本人たちにとっては人生一度の晴れの舞台です。しっかり練習をして本番にのぞんでください。挨拶をお願いされたことに感謝しつつ、本人たちはもちろん、ご両家のみなさん、ならびに、式に参加されているみなさんにも『いいスピーチだった』と言われるスピーチになることをお祈りしています。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。