”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
新しいことばかり
挑戦している会社は儲からない!
経営計画書を道具とする経営を
始める前のわが社は、
典型的な
行き当たりばったり経営でした。
売上を上げるために業界紙を読んだり、
本屋で情報を収集したり、
セミナーに参加したりして、
少しでも成果が出そうな企画があれば、
すぐに店舗で実行していました。
それら施策の成果が芳しくないと、
また情報を収集して
成果が出そうな企画を実施て、
成果が芳しくないと…、
ということを繰り返す
経営をしていました。
成果が出そうな
一流の企画を見つけても、
実行力が二流、三流のために
成果が上がることはありません。
さらに、
成果が出ないと
次の施策が提案されるので、
社員たちは
『またすぐ
次の施策に変わるから…』
という心境になり、
社長の施策や方針を
実施しなくてもよいという環境を
無意識につくってしまっているのです。
でも、仕方がありませんでした。
当時の私は、
これ以外の経営の仕方を
知らなかったからです。
このように循環させる仕組みを
手に入れたうえで
新しい施策や方針を実行します。
成果が出たものは『続行』、
成果が出なかったものは『中止』、
改善すれば成果が上がるものは『改善』
と3つに分けます。
そして、
翌年以降の同時期に
また実施することで、
今年よりも大きな成果が上がります。
私の会社では、
企画を実施した場合は終了後すぐに
改善会議を実施します。
その改善会議で続行・中止・改善の
いずれかを決定し、
続行と改善の場合は
お客様の声をもとにした改善案を
マニュアルに書き加えていきます。
書き換えられたマニュアルは
データで保管され、
またその時期が来たら
そのマニュアルを参考に実施するだけ。
この循環の仕組みを
社内に導入してから、
毎年格段に
実行力が上がっている
ことがわかります。
組織で行われることの80%以上は
くりかえされていることを考えると、
この循環の仕組みを
社内に導入するだけで、
その精度が確実に上がります。
続行・中止・改善。
3つの循環で
会社は儲かる体質に変わる。
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 継続 】
何かを制限しないと長く続かない。
同じことを繰り返し行うことは、
どんなに素晴らしいマニュアルにも勝る。