そもそも会社の利益は社内にある

昨日ある病院に行った。

継続して調べている数値の

血液検査をするために。

血液検査だけに約2時間近く

病院のベットにいたことになる。

30分に1回血液を採取する以外は、

ベットの上に横になり、

カーテン越しに医院内の動向が把握できた。

年が明けて初めての営業

ということもあってか、

院内はいつも以上に忙しかった。

看護師のみなさんも

いつも以上にバタバタしていることが、

言葉や足音などからわかる。

採血が行われたり、

レントゲンが行われたり、

視力検査、尿検査が行われたり。。。

いろいろなことで

社会貢献している医院なんだなぁと、

ベットに寝ながら思っていた。

このような状況は、

経営をしているとよく起こることだ。

会社の経営が長くなればなるほど、

流れというか、お客様の声というか、

色々なものに手を出してしまっている。

商品・サービスが分散することで、

生産性は確実に低くなっていく。

経営の守備範囲を広げることで、

一見売上などが向上するように

思えるかもしれないが、

結局は専門性はぼやけていき、

生産性は下がっていることを

社長は知る必要がある。

経営塾をしていると、

参加して頂いた

社長の決算書を拝見する。

その上で、

社長にヒアリングを続けることで、

社長自身の言葉の中に

会社をさらに強くする

糸口が隠されている。

私自身、

いつも社長たちに伝えていることは、

『経営の問題の解決の答えは、

 社長の胸の中にあります。

 しかし、その引き出し

 を開けられないために、

 苦しみ悩み続けています。

 その引き出しを

 開けることができれば、

 社長自身の力・能力で

 問題は必ず乗り越えられます。』

ということ。

その結果、私からのアドバイスに

社長が気づき実践することで、

売上も以前と変わらない、

社員もこれまでと変わらない

にも関わらず、

利益が昨年の倍増、過去最高益など

という結果が起こる。

そして社長たちから

『ありがとうございます!』

という最高に嬉しい言葉をいただく。

本当に仕事冥利に尽きる

言葉を頂くのだが、

私自身は、

『その利益は、

 そもそも社内にあったものです。

 それが浮き彫りになっただけです』

と話をしている。

21歳で社長になり、

かなりの修羅場をくぐって

24期目を迎える今、

経営に必勝法はないと思っている。

特に、ここ数年、お客様の視線が

テレビ・雑誌から

インターネット・スマホに

移っている今、

これまで以上に小さな会社にとって

有利な環境が

整ってきていると思っている。

赤字会社がないものに目を向けると、

経営資源が乏しいことをはじめ、

利益がない、または、

少ないことがわかる。

しかし、

赤字会社でも

今あるものに目を向けると、

資産がゼロという会社は存在しない。

無い物ねだりの経営から卒業して、

今あるものに目を向けて、

最大公約数的な、今ある自社の強みを

最大限に活かす経営を

小さな会社にはしてほしい。

そのためにも、

やらないことを決めることが

これまで以上に重要な時代になってきた。

やらないことを決め、

自社のポジショニングを確立することで、

会社は確実に強くなり、

社内にそもそもあった利益に気づき、

掘り当てることができる。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。